神の御身からは
一切が清らかに流出する

私が幾度か欲のために
欲の道へと混迷したとき
悔悟と清祓を
繰り返し行うことによって私は
最初の崇高な清澄な道へと還った

そして神へと還っ ....
「Project Eternity」は
あらゆる幼子との
真実


を求道し
私の意志を幼子への愛に賭し

一つの魂
我等一人一人の運命を
生産による理性的な隷属からも
過去 ....
語れ無きあなた

あなたは見えないものを見
聞えないものを聞き
それで得たもので
この世の音では無い声で
嬉しそうに笑う


あなたは
人の行けないところへ行き
人の成せないこと ....
いつのことだっただろう

大好きだった人の結婚式に行ったのだが
私と私の親族を除いた出席者には
私の知り合いが一人もいないのだ

かつて私の世界はあなただけだったが
あなたにとっての私は ....
どれだけ
あなたが近くにいようと

どれだけ
あなたが笑ってくれても

季節に取り残され
季節に忘れられ
あなたに忘れられ
私は体だけ大きくなって
あなたは大人になる

だから ....
君は
高く
美しく
儚く
飛ぶ

俺は
低く
醜く
しぶとく
歩く
うわああああああ!
直ちに俺が保護します!
誰にも傷つけさせません!

一緒に晩ご飯つくります!

一緒の布団で寝ます!

朝は早起きな彼女に起こされます!

ブラジャ ....
林さんの御葬式会場は
林家斎場
何故か緊張感が無い

吉野さんの御葬式会場は
吉野家斎場
なんだか牛丼屋のようだ

一二の御葬式会場は
一家斎場
「誰の?」と云いたくなる


 ....
今日、自らの足元で
私は死んだ

心は臥している
体は諦めた

「弱い体には屈強な精神が宿る」
なんてことは
本当に強い人しか云ってはいけないが
それでも私はそう云いたい

 
 ....
幸せか不幸せかは
その人を取り巻く状況が
決定するのではない

幸か不幸を決めるのは
その人の思いなしだ

幸せを掴むためには
現実を直視してはいけない


現実に置かれた状況を ....
諸国の民(オタクびと)は
都(秋葉原)の光の中を歩き
オタクびとの王(作り手)たちは
自らの栄光(作品)を携えて都に還りきたる

都の門は一日中決して閉ざされない
そこには夜(言論弾圧)が ....
薄闇の寝室で独り窓辺に座し
窓の外の陽日を見上げながら
暗い想念が痛みと苦しみになりて
私の心を覆い尽くせんとす

我が魂が枯れ果てようとするとき
芳しき希望が扉を開ける
甘美な恋人の薫 ....
人は永遠から切り離されている
果て無き空虚

いかにして虚しさに抗うというのか


空の花びらは散り
痛みにも似た深淵の間隙だけが穿たれる

無限に沈みゆく中心核は
黒い底で何を感 ....
今は昔、夢の物語

彼女と共に照らされた
瑠璃色に輝く朝焼け
世界の区切りを見た

彼女と共に感じた
大きな大きな空の青
果て無き青の光
そのとき、とても幸せになった

彼女と手 ....
全ては遺棄された絶対的な分断
すなわち存在

私の中の痛みが訴える
深淵の無限なる皮膜の存在を

深淵の向こうには
不可解を超えて無の茫漠

人間は世界に捧げられた供儀だ


 ....
静かに降る雨
無音の世界

私の心は無限に拡散し
静かな無へと吸われゆく

私の胸の熱情は
昏い黒の空に呑まれ
冷たい残酷が身体を犯す

忌わしきは
鉄の教条が支配するこの世界
 ....
闇の中の寝息
甘やかな寝息
それは全てを癒す月光の香り

腕の中の光輝
小さく強い光輝
それは純真たる魂の輝き

暖かい君を優しく抱きしめ
ゆっくりと眠りに付こう

美と愛に感謝 ....
来年からの学費と生活費を捻出するため
隣町で道路工事のバイトをした

ギリギリ専門学校に受かり
あまりの嬉しさに
現代詩フォーラムで報告する
くらいの学力しか持ってない俺でも
家が土木建 ....
何故かいきなり
また夏が始まる
角を曲がって坂を見上げると
食パンを咥えた妹が駆け下りて来た

真夏日に有りがちな夕立
には似合わない土砂降りの雨の中
妹は傘もささずに軽快に雨を避けて
 ....
夜の風
木々の呻き
冷たい切り裂き
胸に闇が染み渡る

夜の風
虚無の軋み
忘れたはずの記憶
漠然とした不安

夜の風
光を灯せど
自ら声を上げようと
暗闇の顎は開いたまま
 ....
森のざわめき
深緑の風の音
ざわざわと穿われた痕
真紅の血の跡、ずきずきと

深き黒き森
光は射さず
昼も夜もなく
血を喪い
茫漠と歩き続ける打ちのめされた魂

倒れこむようにし ....
神の僕〈しもべ〉は疵付いて
暗き洞にて翼をたたむ

水と戯れ諸人を癒す
翼は未だ開かれず

北風吹けば、居心地良い洞に留まり
陽光照れば、荒々しき世界に飛び立つ

さすれば私は
束 ....
あたが好きて言わんけん
おりが好きて言わなんたい

※熊本弁で
あなたのことを「あた」
自分のことを「おり」と言います
今は動くものも無い部屋に
月の光を浴びて佇む人影が一つ

彼女の長い栗色の髪は
銀色に煌めく光を帯びて
淡く輝いて見えた

暗い部屋には
他に物音を立てるものは無く
ただ静寂の中に
 ....
桜舞う季節
散り始めた桜

花びらで埋め尽くされた道は
まるで桃色の絨毯のよう

朝霧に包まれた光は淡く
全身を白と桃色で包み込む
白は光と霧
桃色は舞い散る桜

桜が頬を掠める ....
野原にて
青々と繁る木々は
強い陽の光を遮ってくれる

川原にて
川のせせらぎは
べたつくような暑さを忘れさせてくれる

木々は青く
川は青く…


手を繋いで花を摘む
川辺 ....
昇った月
真円の月
紅に染まった木々
紅に染まった頬…

淡い月の光が
雲と絡んで微かに
陰影を浮かび上がらせる
空にそっと手を伸ばす

体を預けて
微かに感じる冷気を誤魔化す
 ....
銀の白
白の銀
――白銀

冷たい空気が身を切って吹き抜ける

言葉を放てば
それがまるで
意思を持ったかのように
白く淀む

風と共に走る
遅れて確かな足音が
心地好く耳に ....
しとしと雨降る夕暮れ刻
道の片隅で、小さな猫が凍えていた

抱き上げようか迷ったが
そのまま歩いていった

しばらく歩いていると
雨が更に強くなって
洪水が起こり
雷が鳴り出し
そ ....
青き薄手の衣に馳せる
真の美への想いと
寒空の下で肌に感じる暖かさ
柔らかな美の面影の眼差し

冬陽に祝福されし
この寒空の下で
ただ…この子を愛している…
ただ…精一杯愛している…
一 二(151)
タイトル カテゴリ Point 日付
迷いながらも自由詩111/2/10 18:24
幼子主義振興プロジェクト Project Eternity自由詩211/2/9 19:06
どこにいる?どこへいく?自由詩311/2/8 14:42
悲しみの結婚式自由詩011/2/4 13:48
ロリコンに春は来ない自由詩011/2/1 18:32
いつか一緒に自由詩211/1/31 21:07
保護者自由詩111/1/27 22:57
御葬式自由詩711/1/25 21:00
疲労自由詩211/1/21 18:52
詩を書く理由自由詩211/1/20 23:27
我等は勝利する、何故なら我等は勝利を望むからだ自由詩111/1/19 18:23
来訪自由詩311/1/18 13:16
虚しさ自由詩311/1/17 18:59
夢の月自由詩511/1/14 18:35
遺棄自由詩211/1/13 20:04
閉ざされた夜に自由詩211/1/12 18:30
甘やかな閨<ねや>自由詩111/1/11 16:08
師走に思うこと、成長したのかな自由詩710/12/27 2:11
居場所自由詩410/12/21 16:43
夜風に吹かれて自由詩210/12/17 14:13
見えざりし空には星が満ちている自由詩210/12/14 18:24
北風と太陽自由詩210/12/10 13:21
クニの言葉で自由詩210/12/8 19:11
場景の理想自由詩210/12/7 19:28
自由詩110/12/6 18:43
自由詩110/12/3 23:31
自由詩310/12/2 20:01
自由詩110/11/30 16:53
雨の日の仔猫自由詩310/11/26 22:38
冬の中の夏自由詩210/11/25 21:13

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