思わなければ始まらないから

イメージは未来だ

言語は過去だ

未来と過去を繋げているのが

思うという行為だ

思わなければ始まらないのだ


善い思いをもって善い行いをしても

惨めさばかりにな ....
さびしくて目をつぶってたら

昼下がりの街道にはだれもいなかった

ぼくいがいだれもいなかった


雨のおとがびしゃびしゃ言ってる

天気は西から来るのだから

雨のおとは西から来たのに決まってる

 ....
きょう太陽のまわりに

虹が円を描いていたよ

ぼくはそれを伝えたくて

太陽を建物で隠して

写真を撮ってみたよ

会社の人に言ってみたら

外も見ずにこう言った

めずらしいですねって
このホームで自殺したひとなんているのだろうか

ふとそんなことを思いながら

もう二度と会えないひとなんて

本当にいるのだろうかと考えている

そして本当ってどんなことだろうかと考えている


地下 ....
5時半にうちを出て朝一の新幹線で東京にゆく

坂道の向こうでは日が顔を出しているのだろう

まだ見えない太陽で外が明るかった

この時間三ヶ月まえまだ会社にゆく道は夜だった

そしてあの頃ぼくはまだ純 ....
昨年のお昼まえ

花びらに涙するおんなを見つめていた

泣く理由なんてたくさんあった

だけどぼくは

それを不思議がるふりをしていた


サラダにスリゴマをかける

アボガドをいれる

炒めたベーコ ....
01 目覚め 


ひかりを集めた 蛍雪時代は ほたるのひかりまどのゆき
ありふれたひかり啓蒙時代でもあった 蒙には盲の意味もあると聞いた
ひかりがないことを盲ということに怯えた人との ....
過去は変えられないけれど未来は変えられる

そんな箴言を吐く奴はうそつきだ

過去は変えられるし

過去を変えなければ未来は変えられない


あらゆる過去を変えるために

ひとは宇宙のあちこちで

あ ....
えっ、俺くさい?
嘘だろ・・・
みんなそう思ってたんだ・・・・
ここにいるみんな・・・
じっと見つめていても

なにも浮き出ては来なかった

目に見えるものはそうだった

花びらを咲かせるちから

花びらと木を繋ぐちから

イメージと言語を連動させる

アーモンドにスイッチが入る

自由 ....
夜の公園で

ひとりベンチに座っていたのは

さくらの花の塊を

じっと見つめていたかったから

ぼくは淋しいんじゃないきっと自由だ


さくらの花が止まっていた

地上の珊瑚のようだ

ぼくはあるは ....
ハッキリいうけどね
あんたくさいよ
銀河を見つめる

昼間の銀河を見つめている

からくりを優しく見つめている

風になぶられる

光にさらされる

力はどこから来てどこへ行くんだろう

花びらの散ったあとを

銀河を見つめる

昼間の ....
愛したひとのお父さん

ぼくはあなたに似てました

黙っていても

たぶんふたりで泣けました

愛したひとのお父さん


あなたが壊した数ぐらい

感情の手鞠唄

ぼくも ....
青い夕方町ぜんたいが霞んでいる

ひとの群れいくつかが近づきながら歩いている

ぼくらはコンビニの袋を揺らしている

ぬるくて冷たい風が髪をなぶっている

スーツの下で素肌が舐められて ....
職場前の桜が満開で
キレイだけど
なんだか寂しい…

愛する人の
お誕生日が大成功で


アレコレ毎晩考えては
こっそりコツコツ
飾り付けの準備や
プレゼント選びをした

永遠の愛
終わらない愛って
 ....
優しくなれよ

朴訥な悲しみ

雫のような光

僕はしずかに

死んでゆくよ


寄り添う通りに

街路樹に

月の光架かるよ


優しくなれよ

朴訥な悲しみ

雫のような光

涙をかなでる

生き ....
桜よ月よ

僕は孤独だ

桜よ月よ

おまえの前で

素直になれない僕だから

桜よ月よ

誰かと眺めないでくれ

感情は揺れ動きもしないのに

桜よ月よ

おまえの前だけ

僕は素直なのかも知れない ....
風に冷やされて

かさかさと透明が舞っている

青いバナナみたいな匂いがしている

春のアラシに撒き散らされて

アスファルトに擦れた街路樹の葉だ


ひかりは夕方

黄色っぽいきらめき

悲しいの平 ....
北風と紡いだ一月の空
背中越しから僕の肩を叩くと
うつ向いていた体内の蛹が割れて
一匹の蝶々が飛んでいった

海を渡り
消えていく

夏の蜜のある処へ
さくら散る幻か

わっと降らせよ

さくらの花びら

水いろの影

灰色の青空

もも色の風

さくら散る幻か

わっと降らせよ

さくらの花びら


街道を犬ころになってさ迷いゆく

ぼくはひと懐こ ....
手品師のことを

手品、と呼ぶようなもんだから

咲いたさくらを

さくら、と呼ぶのは好きではない

さくらがすごいのは

花を咲かせたそのあとだ


花を散らせ葉を輝かせ

その色をかえて落とし

 ....
久しぶりに久が原を歩いた

たまに空を見上げて

迷い迷いしながら本門寺にむかった

さくら木にはまだ花がなかった

裸木が空にあきらかを漲らせている

ありがとう

そうつぶやいてそこをあとにした
 ....
誰も乗らない僕は電車だ

赤茶けたさくら木をゆく

まだ誰も花見をしてない

昼下がりの散歩道をゆく

僕は多分楽しくて自由だ


大丈夫、僕は天才なんだから、


カラスが一羽飛んでいる

音させて ....
そこにはいないひとびとの代表として

ぼくが送り込まれているのだ

そんなことよりもぶれないものがあるのだと

その翻訳を任されたぼくは二重スパイだ


そういうところには

ああ、これが金持ちかあ、 ....
ぼくはレオナルド・ディカプリオに似ている

江口洋介が

南海キャンディーズの山里に似ているくらい

セシウムがカリウムに似ているくらい

スパゲティーが

讃岐うどんに似ているくらい

ストロンチウ ....
宇宙

このアシンメトリーの所産

みんな

相殺されなかったから生まれた

ぼくがいる

きみがいる

犬があるく

雲がかかる

みんな

相殺されなかったから生まれた

このアシンメトリーの所産 ....
金星と木星に

月が挟まれていた

月のサンドウィッチ

星が二種類のパン

二種類のパンで挟まれたサンドウィッチ

食べたくなった


同じパンに挟まれたサンドウィッチより

安心感のある食感ではな ....
もう消灯の時間だ

ぼくは個室だけれど消灯は絶対だった

暇だから携帯で詩のサイトばかりのぞいていた

自由だった

あの頃もそうだったか

ぼくは中学生のとき病室に住んでいた

がらんとした冷たい部 ....
坂道をあがると夕日が現れた

エスカレーターが欲しいなあ

それからまたすこし下り坂をゆく

もとはここは小山だったんだろう

鳥がきいきい啼いている

アスファルトの温度の匂い
 ....
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
思う吉岡ペペロ212/4/22 17:08
昼下がりの街道212/4/20 1:54
誰も知らない612/4/19 22:42
閑寂112/4/18 19:19
純粋512/4/18 6:42
花びら412/4/17 14:25
るるりら16*12/4/17 9:35
ありがとう吉岡ペペロ1912/4/15 17:57
写真を見てひとことvol.35花形新次012/4/14 11:51
自由吉岡ペペロ212/4/14 10:24
地上の珊瑚612/4/14 6:47
写真を見てひとことvol.34花形新次012/4/14 1:45
昼間の銀河吉岡ペペロ612/4/13 10:12
お父さん312/4/11 22:40
ひとり312/4/10 23:50
満開ちゃんこ312/4/8 20:50
月の光吉岡ペペロ312/4/8 0:45
桜よ月よ412/4/7 22:49
春のアラシ512/4/3 23:47
一月乱太郎1312/4/3 14:31
さくら散る幻か吉岡ペペロ512/4/2 23:42
さくら212/4/2 0:23
天気ひとり3*12/4/1 16:02
春の灰色3*12/4/1 15:09
二重スパイの翻訳家4*12/3/29 22:04
ぼくら相殺されなかった宇宙3*12/3/27 19:51
アシンメトリーの記憶2*12/3/27 0:22
月のサンドウィッチ3*12/3/26 23:34
消灯2*12/3/25 20:52
亡霊たち4*12/3/24 17:50

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