前人未踏の先をゆく

その先ゆく者に同化する

ぼくは岬の突端だ

ぼくは宇宙の最果てだ

前人未踏の愛だから

その先ゆく者に同化する


そとに出たらもう黒かった

 ....
あめあめ降れ降れ
もっと降れ

花を咲かせることが人生ではない
咲かせたあとこそ人生なのだ

あめあめ降れ降れ
もっと降れ

あたしのいいひと
つれて来い


幸福とは宿命の転換をいうのではない

幸 ....
そんなことを思考してまた絵を見つめた

思考は霧散して

けなげなほどの静謐が

開放されていた

ぼくは考えて見つめて考えて生きていた


カボチャの絵を買った

白地のカボチャに

きらきら光る青 ....
あなたの幸せを想おうとすると

からだが貧血のようになる

胸がつかえて息が浅くなる

目と肩とお腹にちからを入れて

踏ん張るようにもういちど

あなたの幸せのうえに更なる幸せを ....
月が

ぼくのまわりを

淋しそうに回ってた


日はびっかびっか

空はつんつるてん

いつもより空は青

そこで意味は止まった

いつもより空は青

引力が減っていた

宙が近づいていた


月が ....
こどもたちよ

きみたちが考えている大人だって

実はそうなんだ

失ったことに目をそむけて仕事などしているんだよ

悲しくてさびしくて恥ずかしいお話だけど


こどもたちは地震には関心がないようだっ ....
朝から好きです

それ以外はぜんぶ嘘です

この星は海です

それ以外は地上ですか?


ぼくは馬鹿や

ぼくは馬鹿や

ぼく以外はみんな賢こや

恥ずかしくてたまらんわ

ぼくは馬鹿や

ぼくは馬鹿 ....
ちょっと、背中掻いてくんない?
その、ハネの付け根あたり
学校とお家のあいだにバイト先があった

それは地理的なことだけではなかった

それは社会的なことだけでもなかった

それはこころの問題のような気がしていた

空が澄んでいた

影が水色だった

なまえ ....
窓際にクリスタルを置いている

西日があたると椅子に虹ができる



黄色

きみどり

水色



この順番でくっきりと現れるのだ

窓際にクリスタルを置いている


色はその色を跳ね返す

跳 ....
さみしいとか言ったらいけない

がんばるとか言わなきゃいけない

ひとのせいとかしたらダメだ

なあ、俺よ、この俺よ

ほんとうにそう思っていますか


澄んだ水色の空でした

ピンクとオレンジの色彩 ....
911があったこの世なのだ

営みや純情はこれからも踏みにじられてゆくだろう

311があったこの世なのだ

悲しみや畏怖はこれからも忘れ去られてゆくだろう


いまでも映像を繰り返し見ている

ぼく ....
人生や仕事が楽しくないのなら

それは会社や業界や人間関係のせいではなくて

人生や仕事において

きみに上達や成長のあとがない、ただそれだけのことだ

きみの上達や成長が

きみの世界を衝撃的な一日 ....
味覚のちがうひとたちが

ぼくと同じようなふりをして歩いていた

街明かりが白く青く暗く明るかった


震災のあと

ただ助けたくて連れ出した女の子を

この街に住む人波が見守っていてくれたことがある ....
ひとりでできることなんかなかった

凍え死にしそうな精神の極北にさえ

ひとりでできることなんてなかった


嫌われたくないから嘘をついていた

煌めく水面を見つめているとそれがよく分かった

気持ち ....
ま、まさか、お、お父さん?! いまは澱んだ青だけど

あの日も澱んだ青でした

三度書かれた僕の名前

書けばいいってもんじゃない

それを認めてしまったら

僕はバラバラになっただろう

母の手紙を破るしか

僕は僕を繋ぎとめる ....
ビジネス書にでもあったんか

相手の話に傾聴しろ、3対7で話を聞け、だとか

でもおまえらつまんねえんだよ


相手の話を聞いていいのは

オモロイ話を持ってる奴だけなんだよ

 ....
綿毛がひかりになる夢を見た

世界があったかくて平和だった

綿毛とひかりの

愛でも歌っているのかなあ

永遠かあ

空がこわいくらいの青だった


蛇行する広い河川の横を

木々の黄葉が連なってい ....
空の下には何もない

空なんてものも何もない

水が腐ったのが

カラカラに渇いたような匂いがした

そういうイメージがした

それは訓練の賜物だろう

やっとここまで来れたのだ

名づけられることの ....
大学のころひとりで

ヨーロッパの映画をよく観にいった

そのあとは音大生の部屋に行くのが常だった

テロリストがひと仕事終えて

女のところに身を隠しにゆくように

アスファルトには影がばれていた
 ....
見えないものを舞台に見つめる

それは無念

それは苦渋

それは憎悪

それは諦念

おどろおどろしい明らかなる男たちの声楽

鼓を打つ音

動物のような男たちの吠え声

鎮魂とはこういうことだった ....
月の話を聞いている

祈るために聞いている

祈るとは

どんな奴らの幸せでも

もっともっと幸せになりやがれと

捨て身で想うことなんだ

だからオレは

月の話を聞いて ....
Eテレの白熱教室で

選択というテーマでインド系アメリカ人の先生が

比較調査の結果を喋っていた

都合良すぎで胡散臭かった

幸福という概念ですら

決めつけた枠組みだけで調査結果を説明していた

 ....
月は地球ぐらいじゃ消せないね

干し柿みたいに見えてるもんな


雲のほうがすごいよな

風のほうがすごいよな

海のほうがすごいよな


月は地球ぐらいじゃ消せないね

干し柿みたいに見えてるもんな
ホールインワンみたいに

あなたと出会って好きになるみたいに

月と地球と太陽が一直線になる


めずらしいことだから

自分が何かに上達したみたいに

あなたを最後思って死ねたみたいに

楽しいし嬉 ....
少年の真摯

少女の勇気

中尾ミエのファドみたいな歌声

少年と少女の

不穏なノスタルジア

ユーロビートでしか吹き飛ばせない


遠い雷雲

強く吹き上げるビル風

暗鬱な影

めくり上げられる ....
酔いどれが

月の真下を歩いてら

線路沿い

ふらつきながら歩いてら

ぜつぼうの

冬の星座がぽつってら


かじかむ手指になみだが凍る

噴き出す鼻血がすぐに乾いた

これ以上もない孤独のなかで ....
わたしの我慢が世界を変える

わたしの我慢が

世界をもうちょっとマシな場所にする

それは三分後?

それは一週間後?

それは七年後?

それは五十年後?

大丈夫やで ....
芝公園から品川まで歩いた

馬が走っていた

AKBがパレードしていた

五月蝿くてタリーズコーヒーに入った

あ、このために、入ったんや、

すぐわかった

店員はきっと

目的をぱんぱんに持ってや ....
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
前人未踏の愛だから吉岡ペペロ2+11/12/25 20:00
幸福への慕情111/12/24 21:24
開放3+11/12/24 10:52
祈りの練習2+11/12/24 1:28
いつもより空は青311/12/23 13:23
つなみ611/12/23 0:06
ぼくは馬鹿や411/12/22 23:16
写真を見てひとことvol.15花形新次211/12/22 16:49
青い帰り道吉岡ペペロ211/12/21 0:34
赤黄色きみどり水色青211/12/19 23:20
冬の夕景7+11/12/19 20:23
911+3112+11/12/18 16:45
衝撃的な一日3+11/12/17 20:06
涙の意味1+11/12/17 19:27
そんな耳鳴り2+11/12/17 10:24
写真を見てひとことvol.14花形新次2*11/12/16 21:48
車窓吉岡ペペロ4+11/12/16 19:53
つまんねえやつ1+11/12/16 18:43
綿毛とひかり3+11/12/16 7:42
夕暮れの青のなかに4+11/12/15 19:16
テロリストの憂鬱3+11/12/12 22:13
屋島4+11/12/12 18:58
月の話を聞いている3+11/12/12 1:05
白熱教室3+11/12/11 21:34
地球ぐらいじゃ1+11/12/11 1:40
皆既月食セレナーデ311/12/10 21:45
不穏なノスタルジア1+11/12/10 20:16
金網越しの月4+11/12/10 1:32
MAKE THE WORLD A BETTER PLACE!1+11/12/7 22:34
素直なちから0+11/12/7 22:05

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