わたしたちの花がまだ眠っている早い早い午前、空が朝を始めようとしているところへ、ふいに思い出がやってくる。あの時わたしたち泳げないいるかだったよね、とか、くじいた足をおそろいのバンダナで包んだよね ....
数年前に戸田山和久著『哲学入門』ちくま新書 を読んだ備忘録です。PCあさっていたら出てきました。前半は自分用の疑問をはさみつつのまとめなのでスルーしちゃって最後らへんの感想などご興味ありましたらお読み ....
ヒグラシが鳴きはじめ、アブラゼミからミンミンゼミと蝉の声は種類を増し、最終的にはミンミンゼミが最後となる。里では秋に鳴くツクツクホウシなどがあるが、こちらではあまり聞かない。また、これから八月の声を ....
枠へのアプローチが違う者からのコメントって私は興味ないけれど
辞書とか調べればわかることをご自分の有利になる部分を書いてみて
ご自分の創作に活かして私へのコメント以外のところで、頑張ってみて下さい ....
《例えば、私の同性愛について》
なんで男性として生まれたんだろ
男性が好きなら、女性でも良かったのに
女性なら、男性にとって魅力的でしょう
好かれたい、彼の ....
《愛の4段階》
1.他人がいても満たされない心(美)
――見返りを求め続ける ※恋するものがずっと外にあると思い込んでいるから。
2.他人がいて満たされる心(優美) ....
『畜生の分際で、人間はおろか、この閻魔さえ、騙そうとするとは不届き千万っ!申し開きなんぞ、聞く耳、持たぬわっ!』
浄玻璃の鏡に、生きていた頃の姿が映し出されても、与一はムシロの上に座ったまま、うな ....
数日前の日曜日、めずらしく一日中掃除をした。夏の初めと晩秋に行われる保健所の巡回のための掃除である。年に二回、保健所職員と食品衛生指導員が各営業施設を見て回る。基本的になぁなぁな巡回でしかないのだが ....
最近夜のランニングに出かけている。誰にとがめられるというわけでもなく、僕は走っていく。でも、走りながら思い浮かべるのは、学生時代に競い合っていた部活の、誰かの顔だとか。あいつは、でも、最後に校門で手を ....
仕事の日数を減らし、眠る時間を増やして、過ごしている。
朝に夕にお湯を沸かして飲んで、家でも仕事場でも花瓶を洗う。
花瓶はいつも清潔に保たねばならない。交わした約束を守らねばならないの ....
高校時代はあれだけ好きだったスニーカーを今ではどうとも思わないのは、歳をとったからなのか、そもそも、それほど流行っていないからなのだろうか。よく学校帰りに見に行っていたのは地方のスーパーの靴売り場の中 ....
鬼と云えば、赤色か青色と相場が決まっていると言うのに。
何だ、この鬼は。
汚い灰色をして…。
それに、虎の褌も穿かないで、熊の毛皮を頭からすっぽり被っているなんて。
うすのろで、間の抜 ....
屏風山のずっと奥深い所に純白の峰があった。
その「せせらぎの峰」の頂上に立てば、この世の果てまで眺められ、全てを知ることができると云う、言い伝えまでがある。
しかし、頂上はいつも、雲に隠れていて、 ....
自分は天皇に関しては中立的でありたい。
がそんな自分でも、
昨日の加藤官房長官の吐きやがったコメントには
ほんまに閉口した。
宮内庁長官はオリンピック開催に対しての陛下の憂い事 ....
○月✕日
今日も駅の伝言板には何もない
無人駅の清掃員である私は、日々をつつましく地味なものとして過ごしていた
今日も今日とて、粛々と退勤時間を迎えようとしていたのだが、そんな私のもとへ ....
久しぶりにランニングに出かけると、とても疲れた。闇の中では、僕のことなど誰も知りはしないのだが。去年の今頃も僕は同じように走っていたものだったが、夏が来て、熱帯夜が続くと、いつの間にか、誰かがそうして ....
抹茶色の外郎のような色の池の水を背景に、若葉のもみじがソメイヨシノの木陰でいくらか涼しい風に小刻みにわらっている。
おれは蟻やら小枝やらがあるくちかかりのベンチに身をもたせ、とにかく西の方までず ....
毎年、三月末になると拙宅の「書斎開き」をします。
南窓のある二階の書斎は、陽当たりが良くて、冬場は観葉
植物や、屋外では越冬できない植木鉢(ハイビスカスなど)
の越冬地となります。二畳半ほど ....
美術館で久しぶりに彫刻作品を見に行ってきた。オランダ人作家の大規模な展覧会だった。作品数は30点ほどではあったが、しかし、ほとんどが巨大な彫刻作品だった。作品の中心は、粘土のような感覚のするブロンズの ....
気分が優れない。まるで優れない。頭の中でどろどろの汚水がかき回されているようだ。吐きそう。なにかしら吐き出してしまいそう。
あれのせいだ。あれしかない。あれなんだ、私はつまらないことをしでかした ....
五月二十六日、伐採した木が跳ね、左腿を痛打した。骨折は免れたがひどい打撲に悩まされ、丸四日休んだ。その後復帰したが、膝は痛くて曲がらず、その不具合な足で、やらなければならない登山道作業や林業作業をこ ....
最近、歯の検診に行くたびに、虫歯が発見される。少し甘いものを食べ過ぎなのだなと、反省している。生活習慣が変わると、ここまで支障が出てくるものなのかと、自己管理について考え始めていた。そして、物を買いす ....
ふと気づいたんだけど。
「小」て言葉は妙な働きをするよね。
ずるい、というより、小ずるい、ほうがずるい感じがするし、
馬鹿にする、というより、小馬鹿にする、ほうが馬鹿にした感じが強くする。
....
ビルの立ち並ぶ大きな町の貧しい裏通りに、子どもが大好きで、子どもを前にしては、得にも損にもならない夢を、細い眼をしながら語る、おじいさんが住んでいました。
一日の働きによって、暮らしぶりが左右される ....
多摩川に最近釣りに出かけた。二子玉駅から川に出るには、ショッピングモールを通り抜けなければならないので、距離を感じさせられた。釣り竿を持って、そういった華やいだ人たちの間を行くのは、浮いているので、気 ....
このような記事を開いているあなたは、きっと私達の活動に賛同いただけるでしょう。
私どもは”ありとあらゆる生命の犠牲の拒絶をアクシズとして、不勉強なる非信徒の絶命のたなびきたるを見てイウトピア(世 ....
ずっと何年も同じ街に暮らしていると、思考のきっかけを失っていくというのがある。あそこにはアレがあり、そして、ここにはアレがあるというふうに、あらかじめすべてのことが予測できるからだ。時々、見知らぬ路地 ....
x=日本語 , Aを任意の予測されるひとつの
日本語の文字 , y=詩心とするとき
x-A=yにおいて、晒されたAには詩心がある
のか無いのか(白か黒か、yes or noで答えよ)
....
紫陽花の花が秋桜に恋をしました。
いつかその純粋な想いを伝えて、
一緒になる事を夢見ておりました。
そうして紫陽花は、
その想いを、日に日に募らせて行きました。
しかし、ある時、風がささやき ....
限られた窓枠の硝子越しに、月を眺めるのが好きな道化人形。
箪笥の上に置かれっ放し。
ほこりにまみれて色褪せた笑い人形。
箪笥の上に置かれっ放し。
話し相手も居ない、随分前からのひとりぽっち。
....
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