しないよ
したら冷たく
なるから

したら
迷ってしまうから

したら
頼ってしまうから

したら
認めてしまうから

あなたにとっての外側が
わたしにとっての内側 だから ....
内包して
シャボン玉になる

七色に映るのは
風景
私ではない

内包して親和する
何事もなかったように

誰かが触れて
私ははじけ
拡散
声でない声で

また
新しい ....
無言電話がかかってきたので、無言で待った。

遠くから、海の音がした。
 
 
 
 
職場の後輩が結婚退職することになって、送別会に出かける。そこまで近い関係じゃなくて、しぐさとか笑顔とか、感じいいなあって思ってた人。そうかーよかったね。

だけどそんな感慨はもはや思いっきりマイナ ....
夕焼けが差し込むような窓を見る 背中に回るのは反則と思う


くちびるが声を発することをやめ ただ感触が伝わるだけの


指を組むようにあなたの腕を脚を 隙間なく組み近くへもっと


 ....
「お」
「あややだ」
「あややが来てるよ!」
「どこどこー?」
ひろければひろいほど
わたしはひとりで
つまり

ひろければひろいほど
あなたも
ひとり


あの日
真っ白なゲレンデで
わたしは
ひとつになりたいと強く願った
ゆるやかにカ ....
ずいぶん前からネットでダイアリとか書いているけれど、プライベートなことはほとんど書いてない。これはもう、はっきりとフィルターかけています。今はミクシもやってて、そっちのほうでは10センチくらいフィルタ .... 愛はクジラと同じで
水をやらないと枯れてしまう
そもそも
愛は大きいほどもろいのだ
クジラと同じで
そのくせ
小さなプランクトンを
一心に集めている
それが
思い出だったりことばだっ ....
あなたの手の中で
私は小鳥
羽ばたきながら
小さく 鳴く

立方形の空間は
無限にも見えて
私たちは収束する


交錯する不安
あるいは 温度

さみしさを
うずめるための ....
忘れないことだけが
私にできること

なぜ
詩を書くのかって
みんな話しているけれど

なぜ
ヨーグルトが好きなのか、とか
なぜ
背伸びをするのだろう、とか

私には
あまり ....
にゃにゃにゃんにゃー(気持ちいいねー)

にゃにゃ、にゃにゃんにゃー(つか、重いって!)
通勤の途中にね。大きな川があるのだ。

もぅ海にも近くて、潮の満ち干きにあわせて、
川の水位がずいぶん変わるの。今日なんかは、なんての
もうほとんど水がなくて、はるか向こう岸まで歩いていけるの ....
胸と胸
肩と肩
重ねて
重なって

眠る街
ショーケースの隣
動かない
ふたりはオブジェ

なんだか
ちょうどいいですね

そうだね

タクシーの  ....
私が時に冷たくなるのは
今が永遠であると
錯覚しているからだと思う

病室の父は
1月は忙しいのだ寄り合いも
たくさんあるのだといって駄々をこねる

ただのねんざが長引き
故郷が豪雪 ....
窮鼠猫を噛み私たちは溜飲を下げる が
私たちはいったいいつまで
窮鼠のふりを続けるのか

新聞の読者投稿欄というものがある
世界には人の数ほど意見があるのだということを
思い知らされるのに ....
昔、さ。

中国とか。日本とかでも、合戦の前に詩を詠んだりしたらしいね。辞世の句じゃなくてもさ。これから戦いって時に、詩ですよ。それがたしなみっていうか、明日死んじゃうかもって時に、詩がそこにある ....
別れは
恋のデフォルト
だから

デザート
みたいなもんです
 
 
 
あなたの胸に
魚群探知機
押しあてて
耳を澄ませて

あと
どれくらいありますか
時間という
さかなたち


あなたの胸に
泳いでいるのは誰ですか

それは
夕焼け雲で ....
思い出してごらんよ
あなたが
遠い冬の日

誰かの
寝息がそばにあるだけで
それだけでよかった
あの日を


思い出してごらんよ
あなたに
はぐれた毛布を
 ....
水圧に耐え得るように
甲殻を得て

暗闇を
当たり前と思えるように
その目を 潰した

正しいと思えることを
ここは深海
届かない砂の底

尾びれを
左右にゆっくりと
振る
 ....
お正月はさっぱりテレビも見なかったけど、これだけ。里見八犬伝。ひさびさに新春ドラマっつーのをみましたね。

八犬伝といえば、どーしても坂本九さんかなあ。まあ世代がアレですが。NHKで昔、そういう連 ....
教えてください
正しい愛の捨て方を

燃えないごみの日に
燃え上がったら困ります

生ごみといっしょなら
傷んでくれても困ります

大型ごみでは あるんですけど
影もかたちもないで ....
てくび
また
やっちゃった って
短いメールが私に届く
病院は
静かだねって

別の友は
2週間で体重が
5キロも減った
休職願いを出すという
そうか
そうだね

もう
 ....
住所録に
死者が潜む
この時期

もう
逢えない人たちに
私は
アタリスクを贈る

消せないで
たたずんでいる

やさしい未来
 
 
 
忘れてしまった
カラン カラカラと
転がっていく
空き缶みたいに

誰もいない商店街の
その真ん中を
私の蹴飛ばした
空き缶がゆく

カラン カラカラ

閉じられたシャッターに ....
それはまだ僕が
生きることは正しいことと
信じていた頃のお話

彼女が
言いにくそうに僕に言う
あのね
いろんな人が
見えたりするんだ

ここにいない人

あんまりね
意識 ....
星座になるのは簡単
目を閉じて

時間の数だけ
ふたりを
結べばいいから

星の距離で
 
 
 
日本にはクリスマスはあるんですか
にぎやかな問い
わたしは答えに躊躇する

彼等のそばに
キリストはある
わたしのそばに
キリストはいない

うん
あるよ
プレゼントたくさん持っ ....
世界が
砂漠になってまで
守るものがあるのなら

あなたに
喰いちぎられていく
そんな旅人に
わたしはなろう

謎かけなんて
いらないよ
答えなんて
ないから

あなたが踏 ....
umineko(812)
タイトル カテゴリ Point 日付
しないよ自由詩4*06/2/8 7:28
ミセル自由詩3*06/2/6 22:24
無言電話[group]自由詩17*06/2/2 8:15
さよならわたし自由詩3+*06/2/2 7:15
宇宙に 咲いた短歌11*06/1/31 8:08
南氷洋ライブ携帯写真+ ...6*06/1/30 17:35
本日モ晴天なり自由詩13*06/1/29 19:28
詩の窓は私の中に開いている散文(批評 ...5*06/1/29 19:19
海の寓話自由詩10*06/1/24 23:50
鳥の詩自由詩4*06/1/24 9:36
忘れないことだけが未詩・独白5*06/1/23 8:54
ひなたぼっこ携帯写真+ ...6*06/1/20 23:51
今日もおはようといって自由詩6*06/1/20 12:45
冬のオブジェ自由詩3*06/1/15 12:14
永遠自由詩8*06/1/9 23:46
窮鼠猫を噛むとき私たちは窮鼠であったか自由詩5+*06/1/7 20:19
今日も詩のある夕暮れを散文(批評 ...7*06/1/7 19:31
デフォルト自由詩2*06/1/6 16:04
魚群探知機自由詩9*06/1/6 16:02
思い出してごらんよ自由詩4*06/1/5 10:42
深海魚自由詩10*06/1/5 8:02
橋の向こう散文(批評 ...3*06/1/5 7:47
正しい愛の捨て方を自由詩12*05/12/31 12:54
約束自由詩2*05/12/28 13:53
*住所録*自由詩4*05/12/27 6:30
うるさいんだよ未詩・独白4*05/12/27 6:21
冬木立自由詩5*05/12/27 6:15
Star自由詩8*05/12/25 12:47
Merry Christmas!自由詩3*05/12/25 12:45
スフィンクス自由詩0*05/12/15 22:50

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