風が流れている
夏の兆し
木漏れ日が揺れる
樹が鳴る
遠くから聞こえる
ざわめきに
ふと手をとめて
窓の外の世界に
目をやると
光と襞と陰りに満ちた
五月の地球だ
温かい空気に
 ....
石原都知事が圧勝と聞いた時

愕然とした

東日本大震災の原因が

日本人の我欲のせいだなんて言う

馬鹿者を支持する馬鹿者が

投票した者の中で大部分を占めるということ

そ ....
アメリカ大統領が
ウサマ・ビランディンを
殺害したと発表した
そのニュースを聞いた時
違和感を感じた

殺害ってなんだ?

逮捕されて裁判にかけられて
処刑されたのならまだ分かる
 ....
月曜日
何もする気にならなかった
朝の授業をさぼった
明日の予習を済ませて
午後から散歩に出かけた
音楽を聴きながら
大学の中の公園で
ぼーっとしていた
木立の間を風が流れていた
土 ....
佐野元春の「日曜日の朝の憂鬱」を聴いていたら
自然に泣いていた 
寂しいと感じていることに
今更ながら気がついた
今まで一人で戦ってきた
暗闇に向かって拳を突き続けるみたいな
手ごたえのな ....
iPod nanoを買った
僕は音楽をイヤホンを使って
フルボリュームで聞くと
身体の真ん中、丹田の下から
頭のてっぺんまで通路が開き
身体の中の気が噴出する
この気には二種類あって
ひ ....
身体を澄ませて

夜が囁く言葉に

精神を傾ける時

無限に広がる天球から

探していた答が

静かに降りてくる

五月の真夜中

足元の地球が緩やかに回転する

天恵 ....
身体の中の気の流れを
頭のてっぺんから放出する
身体にとりついている雑多な生き霊たちが
いたたまれすに身体から離れてゆく
このときに肩から背中にかけて
身体は痙攣する
しかし気分は悪くない ....
夜と同化して
身体はだんだん透明になる
身体が透明になるにつれて
意識が広がってゆく
五月の夜の世界に広がってゆく
魂の内側で明滅する光
それにつれて魂の外側で
それに呼応するように
 ....
強い既視感
分かち難い女神との邂逅
始まりの予感
でもKさんには彼氏がいる
関係ないやと嘯いてみる
俺にも明日がある
どうなるかはまだ
これからの事
誰にもわからない
存在感が確かな ....
怜悧な感覚を研ぎ澄まして
詩人は眠れない夜明けに言葉を紡ぐ
天球と地球と一直線に繋がろうと
懸命に哀れにもがく
その姿は滑稽でもある
天恵はやがてもたらされるのだろうか
詩人はその答えを知 ....
不遠慮に繋がるシナプスが
六番目の感覚を取り戻そうとしている
天恵を得るために
そして悪意は背中を刺す
それはまるで
怜悧な刃物で身を裂かれるような
それはまるで
身体中の神経が外に剥き ....
眠れない夜明け
失った言葉達が
くるくる回る
たばこに火をつけて
煙を吸い込んだら
不遠慮なシナプスが
何本か繋がり
六つ目の感覚を
取り戻そうとする
こんな時は
洒落たカフェにで ....
冬の間に全部抜いてしまったはずなのに
背中に恐ろしいものの根が
ほんの少しだけ残っていて
その恐ろしいものが
春先になると一斉に芽を出す
そんな感じで
僕は身体を痙攣させながら
頭から布 ....
やっぱり悪意は背中を刺す

午前中の授業をふいにした

予習も済ませておいたのに

戦いは終わってないらしい

悪意の本体が集合想念だとして

本体はどこに存在しているのだろう
 ....
さいころを振って
一の目が出たら
一歩踏み出そう

どこかに残っている筈の
希望の欠片を探して
僕に見つけ出せるだろうか
それは分からないけど
いつまでもぼーっとして
手をこまねいて ....
何処かに残っているはずの
理想の欠片が見つけられない
繋がっていたはずの
天球の波動が感じられない
現実的だったはずの
予感は思惑を外れて宙に浮いた
身近に感じていたはずの
神の息吹は遠 ....
消すことはもう出来ない君との関係

今日一日過ごして初めて気づいた

僕は君のことがやっぱり好きだということに

もう僕は君の背の高さじゃないとだめだし

もう僕は君の喋りかたじゃない ....
蝶々の 

羽ばたきが

運んで来た

渦が

頬をなでる

そこから始まる

とりとめのない



誰もが気付かない

かりそめの



こうして
 ....
空虚な夢
大きな真空地帯に
つかまって
精神がからっぽ
私は言葉を失い
茫然と
佇んでいるだけだ
精神が
皮膚に繋がった
全方位の天球と
直結したような
実感は
訪れなくなって ....
2013年を境に世界が変わるような

そんなことを詩に書いたけど

現在、考えてみると何の確証もない

中国に来て経済的には楽になったので

日本で感じていた焦りみたいなものから

 ....
残酷なニュースを見た

僕は中国の大地に頼りなく立っていた

テレビの画面に張り付いたままだった視線

津波の濁流は圧倒的だった

僕の頭に浮かんだのは

これからどうするのか
 ....
遠くで落雷の音

目を閉じて何も見えず

目を開いて見えるのは

殺伐とした現実

運命を前にして

感じるのは自分の無力

神よ天恵をもたらしたまえ

頭上の天と足の下の ....
自分たちだけが
正しいと信じている
あいつらから
感じるのは
人のよさそうな顔の裏側に
見え隠れしている
肥大した自己愛
そこに膿のように蓄えられている悪意
そしてその後ろ側には
居 ....
読んでも、何も感じない

何もつたわってこない

そもそも、それを詩と呼ぶべきなのかどうかは別にしても

そういう詩が多すぎる

そういう詩をよんだとき

僕が感じるのは救いがたい ....
夢をみた

影のない夢

脈絡もなく

断片ばかり

夢の最後は

あさっての新聞を手にして

冷や汗をかいている自分

不安な焦燥に身を焦がして

紙面に目をやると ....
それはどこか懐かしく

心の柔らかな部分のどこかを占めている

夜明けの藍に包まれて

荘厳なリズムを刻みながら

点滅する金色の光

僕の心の中で

鼓動する信号

ダリ ....
少しずつ溜め込んだボム
気を張ってないと
導火線の煙が
口から吹き出す
これから俺は爆発するんだ
新しいビックバンだよ
すべてをぶち壊すときが来たんだ
古い言葉を並べて
言い訳をしなが ....
どうも即興で作った詩はフォーラムでは評価されないことが多い。特にそのことをほのめかすような内容の場合はなおさらのようだ。別にそのことを自慢しようと思っている訳でもないし、自慢するべきことだとも思って .... ホットチョコレートみたいな

カオスが溶け出して

俺のフィールドを侵食し始める

午後四時の憂鬱から逃げ出して

俺はインターネット・カフェから

状況の報告をする

俺はこ ....
ジム・プリマス(396)
タイトル カテゴリ Point 日付
頬杖をついて自由詩6*11/5/23 18:02
東京都民の頭の中はどうなっているんだよ自由詩2*11/5/18 20:13
殺害ってなんだ?自由詩2*11/5/17 14:52
運命が変わる気がした自由詩3*11/5/16 21:05
僕の無力自由詩2*11/5/15 21:14
iPod nano自由詩4*11/5/15 4:11
身体を澄ませて自由詩6*11/5/14 11:27
僕のささやかな儀式自由詩7*11/5/10 6:26
夜と同化して自由詩1*11/5/8 4:50
Kさん自由詩1*11/5/7 4:14
詩人は眠れない夜明けに言葉を紡ぐ自由詩4*11/5/2 4:57
僕の戦い自由詩2*11/5/1 19:58
眠れない夜明け自由詩1*11/4/30 6:19
僕の毎日自由詩1*11/4/22 7:50
やっぱり悪意は背中を刺す自由詩1*11/4/21 17:20
僕の一歩と一緒に地球と天球は回転する自由詩4*11/4/11 6:03
さいころを振ったよ自由詩3*11/4/9 18:21
既にもう、つながっているんだよ自由詩1*11/4/3 20:59
自由詩2*11/4/2 5:01
空虚な夢自由詩3*11/3/28 18:42
中国に来て自由詩2*11/3/24 22:33
とりもどすんだ僕たちは自由詩1*11/3/21 20:52
夜明けの雨自由詩1*10/9/23 6:38
虚無の実在自由詩208/6/14 22:52
そこにある虚無自由詩308/5/27 7:42
あさっての新聞自由詩7*08/5/24 1:59
鼓動する信号自由詩4*08/5/21 21:00
ジーザス・クライスト・スーパー・スター自由詩2*07/11/8 20:52
みなさん。即興の詩にもポイントをください。散文(批評 ...007/9/15 22:51
インターネット・カフェにて自由詩207/9/12 17:34

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