最近、文章が書けません。
何かを書きたいのに心の臓あたりが形式化してくれないために、ただ悶々と溜まるばかりです。
詩人とは、心を削って生きていき、そして生きるのが下手どころの話ではないような人 ....
その車両には誰も乗っていなかった。ドアが開いて乗ってみると、燕尾服を着た一人の老紳士が立っていた。「ようこそ」と、しっかりと距離感を保った声でお辞儀され、こちらも軽く会釈した。車内はよくあるメトロの構 ....
「これを読んでる時、既に僕は」
私は今、恋人の成宮の部屋に居る。ここ数日、連絡が取れなかったため急いで最終の電車に乗って成宮の住んでるアパートまでたどり着いた。アパートのドアをノックする。
「ねぇ ....
今日19号線を松本市へ向かい走っていたら、途中三匹のタヌキの死骸と出くわした。そのうち一匹は道路の真ん中でひどい死に方をしていた。自分の身の丈の三倍はあろうかという腸を、はげしく飛び出させていたのだ ....
ぼくは自分自身のふせいじつに爆弾を落としたいです。
あるいは、詩を一日三十は書いてそのうちの十を投稿してしまう発作に。
俳句も、白状しましょう。ああいうのは、読みふるしの文庫版の歳時記から ....
自分は、昔からサイエンス・フィクションを愛してやまない人間であった。昨日、ある詩人の方が投稿された詩を読んでいて、忘れかけていたそんな思いが胸のうちに甦ってきた。
自分はかつて夢を見ていた。SF ....
~序~
若い頃、男であれば当然のことだが、どうしても誰かとお付き合いしてみたくなった。なので、人生で一度だけ合コンというものに参加したことがある。たしかあれは「読書コンパ」とかいう名の、じ ....
掌編
内見のとき、不動産屋は部屋の窓を開け、済まなそうに、
「ええ、見える景色がこんなですから、正直人気がない物件なんですが」と云った。しかし、「人気がない」と云う ....
東京某所。N駅近く。
確かあれは去年の今頃に起きた出来事だった。
私は何事も無いような文章に書く価値も、そもそも思い出す気力が勿体無いような日常のルーティンを繰り返していた。いつものように ....
書かないでおこうと思うことはむろん書けばいいし、書こうと思うことの大抵はただ、書いてみればいい。信濃路の秋を作り付けのファンタジーに貶めることなく、どうやったらそこに厚みある輪郭と衒うことのない調べ ....
須賀敦子さん、
あなたが、決して長くなかった人生のなかで、なんども行き止まりにぶちあたったり、座礁したりしながら、なんとか舵を切りなおし、べつの生き方を模索してきたその、最後の地点として、理不尽 ....
言葉一つ、満足でない気がする。つまり、言葉はそもそも満足なものではない気がする、という叛逆的意識。たぶんこれは間違っている。言葉への入口に書かれている立て札「立入禁止区域」に思わず仰け反っただけの、一 ....
さむいさむいふゆのなか、雪でできたおうちに住むきつねの親子がおりました。
「いってくるわね。」
きつねの母はこれから、こぎつねのために狩りをしに行くのです。
「いっしょにつれてってよ!ぼくだって ....
「お客様は残り3時間で亡くなります。その辺よろしくお願いします。」
某所、M区にあるフレンチレストラン。僕は彼女の光希(ミツキ)と来ている。
「いや、どういうことだよ。」
俺は思わず怒鳴り声をあ ....
今朝の秋空はどこまでも快晴で浮かべる雲一つないようです。
杉と松は常緑樹。銀杏はもちろん輝く黄金色です。プラタナスは所々にうす緑色を残して、全容はほぼ黄色く色付き終わっています。
人家の塀 ....
休日の早朝、2色パン(チョコ&クリーム)一袋とブラックコーヒーの缶を二本買った。午前六時十分。二十四時間営業のドラッグストアで朝飯を調達したのだ。店員、客ともに少なく気分がだいぶ落ち着く。これから敢行 ....
今日は主に庭の雑事、それから農地の草刈りをした。
北信五岳は早くも雪をまとい始めている。秋風の透明さよりもその厳しさの方が身に染みるようになって来た。今のうちにしなければならない事は、早 ....
失礼します。管理人の片野です。
本文の入力テストです。
諸事情で母と寝る部屋を交換した。今は独り立ちする前の私の部屋に居る。私の部屋にはロフトベッドがあって、高校時代と大学を入学してた時期はずっとこのベッドにお世話になっていた。今、このベッドに寝そべるとベ ....
詩を書く時、自分の場合どんなふうかを少し書こうと思います。時々、こういう変な気まぐれをおこします。
まず
銀河、という言葉がすきだから銀河ということばをよく詩につかいます。
魚とか青色と ....
2020-10-26 一〇月二十五日、三時に起床しそのまま厨房に入った。単独行者の朝食が五時だったので、余裕を持って作業するためには早起きをする必要があった。とは言っても、グリルで魚を焼き、厚焼き玉 ....
個展を開いてから死にたいと思った別離は、安価で借りられるギャラリーを探して狭い街を訪れていた。気怠さが頭の表面に集まって髪の毛の先端から逃げていく、というイメージを強く抱いていた。そのイメージが自分 ....
私は私の作った装置に追いかけられていた。
それは一人掛けのソファほどの大きさがある機体を持ち、無数のプロペラや車輪を備え地上と空中を縦横に移動することができる。高度な人工知能による制御で自律的に ....
「いくつかメモ」
誤解を恐れず端的に言うとバランスが欲しい。換言すれば、あれもこれも欲しい。低い水位で流れるのでいい。こういうことを言うのはバランスを欠く要素だからと、すぐに排除することに飛びつ ....
第二章 へんてこくんとポンコツ犬と宙ぶらりん
「ところで君の名前はなあに?」
「私の名前?私の名前は__。」
クオウェルに自分の名前を伝える。しかし、首を傾げて耳をピクピクと動かした ....
先日母方の祖母の妹が亡くなったので、祖母を安置室のある家族葬ホールに連れていった。親族といえども、ごく近い近親者以外の告別式への参列は憚られるという事だった。この時節、どこでも大体そういう段取りなのだ ....
第一章 空を堕ちて街灯柱に独り座る者
「はぁ。」
私は今、街灯柱にぽつりと座っている。更にわかりやすくいうと視界は90°回転している。他の人から見たら、私がおかしい状態だ。だって、1人で柱に座 ....
八月中旬から十月初旬まで、延べ十二日間の登山道や古道整備に出向き、そこそこの賃金を得た。夜明け前にヘッドランプを照らし、山道に分け入る時の締め付けられるような嫌な感じを幾度か重ね、ようやく解放された ....
何年かぶりに新聞を読んだ。明治6年創刊の『信濃毎日新聞』一面の左下、敬老の日を報せる日本国国旗の隣に、お題に寄せて写真を投稿できる(こと映え)という名物 ....
五セットもあった作業用手袋を失くした。
引越しの際、いずこかへさよならしたと思われる。実技講習で使わなければならないのに、なんてこったである。百均に買いに行かなければ。なんだか、こんなことばかり ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
投稿者
Point
日付
書きたくても書けない腐れ物書きのひとりごと。
月夜乃海花
1*
20/11/19 9:08
Happy Birth 4 stations
komase...
1*
20/11/16 13:35
さよなら、どうせだしね。
月夜乃海花
1
20/11/16 2:17
イマジネーション
道草次郎
3
20/11/15 21:42
接地のための投下
〃
2*
20/11/12 22:01
苔生した遺跡群の中の「SF(サイエンス・フィクション)」
〃
5*
20/11/11 20:27
神聖なる合コンの話 (序 その一)
〃
0
20/11/11 0:16
新居
墨晶
1*
20/11/10 20:58
葱トリック
月夜乃海花
2
20/11/10 20:19
燃える秋へ捧げるもの
道草次郎
4*
20/11/8 21:05
眉のあたりにすずしさの残る少女みたいに/須賀敦子とその「詩集 ...
[group]
渡邉建志
2
20/11/7 22:27
言葉と詩についてのメモ
道草次郎
1
20/11/7 5:04
こぎつねとまんまるお月さま(童話)
月夜乃海花
3*
20/11/6 18:58
あと3時間で死にますので、その辺よろしくお願いします。(短編 ...
〃
4*
20/11/6 7:23
紅葉のスケッチ
道草次郎
0*
20/11/5 9:01
11月1日所感(つれづれ)
〃
0
20/11/2 7:03
10月31日雑記
〃
4*
20/10/31 22:42
投稿テスト
片野晃司
1*
20/10/30 20:21
もしも私が死んだら
月夜乃海花
2
20/10/28 23:16
詩を書くこと
道草次郎
9*
20/10/28 21:10
紅葉狩り
山人
7*
20/10/26 17:47
写真家の春
阪井マチ
0
20/10/25 14:02
殺人ドローン VS 森の動物たち
〃
0*
20/10/25 13:58
散文三つばかり
道草次郎
4*
20/10/25 8:53
重力アリス 〜Gravity not equality〜 第 ...
月夜乃海花
0
20/10/22 4:35
安置室の話など
道草次郎
1
20/10/21 22:17
重力アリス 〜Gravity not equality〜 第 ...
月夜乃海花
0
20/10/21 18:55
伐採
山人
5*
20/10/18 9:35
一日遅れの敬老の日
道草次郎
3*
20/10/18 9:13
つまらない雑文
〃
1*
20/10/16 21:03
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【散文(批評随筆小説等)】
散文詩は禁止。
散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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