(536) 銀出陣 中井克比古氏より
わが嬬の髪の挿頭(かざし)の
しろがねも国に捧げてけふ晴れ晴れし
最後のは 慙愧に耐えん とすれば
名歌と ....
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【はじめに】
役者が劇場を必要とし、音楽家がコンサートホールを必要とするよ ....
(533-4―2)雀水に入り蛤となる
ほほうーあの美女がねえ
もとは蛤男でした
性転換したんですね
ほほうーあの人が大学教授の奥さんだって
もとは蛤小島幼稚園の保育士でし ....
(533-7)討匪行(とうひこう)
軍歌を聞いて戦場に出かけた
食料乏しく三日間食事ができていないと嘆く
唱の詩に戦場の行軍が大変なことになっている
なぜ 巡り合うのかを
私たちは何もしらない
「糸」中島みゆき
言葉にリズムとライムを求めて怨霊を封印しようとしてきたのは日本語だけではないけど東洋の島国という地政的な環境と ....
あれは、何年前の話だろうか。コロナ過の直前あたり、
シェアハウスに住めないものか?と考えていた。
理想を言えば、引っ越さずに、その時に住んでいた部屋に誰かがわたしと一緒に
住んでくれれば最高だっ ....
(533-6)人類はミンスクに滅亡の扉を開く
ドイツのメルケルの世紀の告白、
首相退任後に荒稼ぎをした
笑点座布団2枚、ノーベル賞2個
貴方はロシア人私はドイツ人もう ....
(542)いや重(し)け吉事(よごと)家持
自身の最後、万葉集に於いても20巻4516番、最後の和歌
家持は470首余りの和歌を万葉集に残す
それは全体の10パーセントを占めると言 ....
国語辞典にそんな言葉があるわけではないが、
かねてより「側近」業という職業が存在すると思っている。
実力者のふところに入り込んで、彼に鉄の忠誠を誓い、
彼の部下としての役割を自ら自覚し、また ....
(539)太白低し 子規
八月の太白低し海の上
中国古代の金星の呼称
古代人はあの光るものはなんだ
燃えているのか巨大なのか飴玉か
それは銀ギラ銀にさりげなく輝くに
近藤真 ....
バタン。
僕はロッカーの扉を閉めて、深い溜息をついた。
何か背筋がゾッとするような気持ちに襲われる。
素早く辺りを見回すと、おそる、おそる、といった感じで目の前のロッカーを見つめた。
....
1.カイニイータ
台所の食器棚に長いことしまってある白い粉薬はカイニイータという名の毒薬だと知った。カイニイータを持って鶴のくる村にゆく。村の広場や庭には白い大皿が何枚も何枚も並べられている。私 ....
いわゆるマイクロノベルのような文章ですが、全部元ネタは私の夢です。
1.どっちが幽霊
午後の図書館にきて閉架書庫に入る。薄暗くて寒い部屋の奥、日差しが差しているように明るい。窓はないはずな ....
(533-3)古典・古語を学ぶ意義はあるのか
大い
にある
奈良平安朝の人の心が見事に言語を通して形になった
奈良平安朝は日本文学の発祥の時代.ふるさとです
世のしれ者かな・徒然 ....
また・・・だ・・・!
ぼくはいつも息苦しさで目が覚める。
そこはいつも暗闇で、妙に青白くて美しい両手が、僕の首を包み込むようにして絞めている。
僕は必死で引っぺがそうとするがぐんぐん締め付 ....
年末年始のとある休日、10時に起きて、ぼーっとしたままテーブルの
上に置いてあったステラおばさんのクッキーを食べた。おいしかったよ。
日本人好みの味だよなと調べたらシロガネーゼ ....
自由には責任が付き纏うから、責任なき不自由がいいと言った人がいる。
俺は違う。自由は欲しいんだけど、自分のやることが正しいかどうかわからないから、それを行う前に良きアドバイザーが欲しい。
求めてい ....
それは叶わぬ恋のはじまりだった。
淡く夢のように果てしなく・・・いや、夢見るオトメの正真正銘の夢物語だった。
白昼夢、ともいうのか、ともかく、それにも似た妙な夢を見た。
ぼんやりとかすかな ....
(533-2)現代名に戸惑う地名
明石の駅(むまや)といふ所に御宿りせしたまひて、
駅の長(おさ)のいみじく思える気色を御覧じて、
作らしめたまふ詩、いとかなし。
(大鏡・時平 ....
「どんなことがあっても、絶対に知らない人を家に入れてはいけないよ。」
そう子ども達に言い聞かして、母親は出かけて行きました。
「分かってるよ、ママ。絶対に知らない人なんか入れないよ。」
子ども達 ....
そのむかし、芸能界に足を踏み入れた経験がある。身の程を知らなかった、
ただ、それだけのことである。
そこではトラウマになるほど厳しいレッスンや指導を受けることになったのだけど、
当時、こんなの自 ....
(532-2)もえたぎる苦しさは
この詩には不適切な所がある
サトウハチロー
深い緑のもりにだかれ
今日も風の唄にしみじみ嘆く
悲しくて悲しくて
とてもやりきれない
....
「だめだぁ!できない!」
僕は書きかけの論文をくしゃくしゃっと丸めると、ぽいっとごみ箱へ放り投げた。
放り出されたごみはごみ箱の縁に当たり、近くに転げ落ちる。
もう既に周りはゴミの山と化していた ....
(533-2-2)河骨(こうほね)として咲く花
沼地、用水路ため池を生息地に不名誉な名を背負う
それでも私は絶滅危惧種だ、
黄色、オレンジと池の水面に咲いて浮く果物みたいで
エッ ....
あの日、わたしは友人といっしょに一本の映画を観た。黒澤明の「まあだだよ」。
友人と待ち合わせをしたのは、午後のことだったろうか。たしか、銀座にあるマクドナルドだったか、日比谷のウェンディーズの前 ....
(532-4)豊かな蘆の川辺
夏休みも水泳シーズンも終わった川辺の両岸に
蘆の穂先は金色と白色の、またヨシは薄い紫の花をつける
秋の日差しがとても遠くからやって来ている
村人 ....
(533-2-2)風流のはじめは清少納言
御誦経などあまたさせたまひて、
そなたに向きなむ、念じ暮らしたまいける。
好き好きしうあわれなることなり。
お経を読む姿の方向に祈る、 ....
(532-3-1)私の詩句 クリスマスを前にして
だれかー どこかで待っててくれる
風のようなやつさー あいつは
神は無国籍当然のことパスポートなし
神は無法者当然のこと神を拘 ....
えー、先ずはこの弔辞の場に置きまして、改めて長男の葬儀に出席頂きました皆さんに家族の一員の一人としてお礼を申し上げたいと思います。
弔辞の席において、本人へのメッセージを関係者として読み上げると言う ....
(532-2)古きを訪ねて
第三次世界大戦を実行予告する
昭和の詩歌人達の先見の目は皮肉
古いものに学ぶでなく、古いものに悲惨がある
過ち悔恨懺悔と今日見れば
30年戦争に突入、 ....
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