捕獲されたとき、かなり暴れたので胸をビームで焼かれ、呼吸がつらい。「大丈夫。あと2~3時間もすれば完全に再生する。治ったら、何が食べたいか?」看護する猫顔の背の低い宇宙人がそう訊いた。俺は【自分で作っ ....
今日は午後の川原の道を歩いていたのだ。でも、空の向こう側にいる、かつての自分の思いを確かめるようにして。僕はファミマで買ったコーヒーを手にしながら、今の、僕ではなかった頃のことを思い出していたのだ。か ....
今日で地下鉄サリン事件から26年。
本来、平成の新興宗教団体のはずだった歴史上稀有な犯罪集団が犯した事件。
当時、一連のオウム事件から警察の一般人の電話盗聴が公然と話題になり、
ポケットにカ ....
浜辺。
二人の男たち。若い男、老いた男。
{ルビ青白横縞=マリンボーダー}の水着の若い男はビーチチェアで日光浴をしている。顔に乗せた本は赤い表紙のペーパーバック。
その隣で、
サ ....
昔僕は、NYCにいたのだ。車の行き交うタイムズスクエアで、友人と写真を撮っていたのだった。そして、僕は何も考えていなかった。まだ暗さの残る朝、友人を撮影し、遠くに、塔を中心として二股に別れた道を見てい ....
春は嫌いな季節。だって、年上が年下をマウントしにいく季節だから。
大学生になったら、社会人になったら、10代のうちにやっておけばよかったこと、云々。を語り出す人がいる。私はそいつらが大嫌いだ。大体は ....
雑記
年度別現代詩フォーラム・ポイント順文書リスト歴代第一位/TOP100 (2003~2020)
(尚、リンクは各年度TOP100であって、作品そのもののアドレスではない ....
昨日。朝からの雨と風で、もしかしたら最後の勤務は営業休止になるのかもしれない。と、スキー場勤務最終日を期待したが、営業休止の連絡の電話は鳴らず、今シーズン最後の道の駅で時間をつぶすことにした。三月に ....
昔僕は相模大野で暮らしていたのである。僕の住んでいた部屋の下には若い米兵が住んでいた。通りには、まだいくつかの夢が、買ったばかりの自転車で街を走ると、見えていた気がする。車に傷をつけただろうと、走 ....
あの日、ぼくは死期の近い人のそばにいた。基督教系のホスピスへ出入りし、ただその人の横に座っていた。モルヒネのせいで朦朧としたその人にとっての今は、50年前の初夏の昼下がりだった。そして、ホスピスは何十 ....
役立たずの大根の種、それを見極める方法を知っておられるだろうか。
それは、水に浸してみることだ。
しばらくするとプカプカと浮いてくるやつがある。それが、たぶん高確率で芽の出ない種だ。中身がスカスカ ....
我々に出来ることは待つこと以外にあるだろうか。
我々に出来ることは歩くこと以外にあるだろうか。
我々に出来ることは生きること以外にあるだろうか。
※
読む事の中に立ち込める不安の霧に透 ....
かつて健康だった時、責任も余り無かった時、自分の中のどろどろした感情を殆ど感じずに済んでいられた時、ぼくはよくピクニックへ出掛けたものだ。天気が良く、気持ちのいい風が踵を掠めるような土曜の朝などはとく ....
水族館へいきたかった。動物園へいきたかった。映画館へいきたかった。プラネタリウムへいきたかった。遊園地へいきたかった。じつはぼく自身、それ程好きじゃなかったのだけど、一緒に行った人が「わぁー」って喜ん ....
雑文
{ルビバゲット=Baguette}と云う{ルビ仏蘭西麵麭=フランスパン}が好きだ。と云って、あまりうるさい定見があるわけではない。わたしが買うのはスーパーマーケットな ....
定義が転がっていく、上へ上へと。私たちはだから、全員で、その定義を責めなければならないと思った。なぜだろうみな共通して、定義がとんでもない罪を犯しているような気がしてしまったのである。だからといって、 ....
職場のパートさんが、若い高校生のアルバイトに、マリー・アントワネットって学校で習った?って聞いてて、何言ってんだと思っていた、当たり前過ぎて、その人は若い子はなんにも知らないって思ってる節があって、ど ....
詩のありがたいのは、何でも、色々と思いのままに書ける所です。
一枚の白紙さえあれば、好きなことを好きな具合に書けますし、誰に遠慮することも無いのです。
すごく、その事が、単純に宝物のように感じ ....
体をつくる一個一個の原子はつねに入れ替わっているらしい。
一ヶ月経つと人間はまったく別の原子からできた別の人間になるんだというから驚きだ。
だから、「お変わりないですか?ええ。あなたもお変わり ....
必要なのは、ひろい思考とおもう。
ひろびろとあかるくつめたく心地の良い部屋。
しかもいつどこにいてもそこに行くことのできる。
わたしはふだん灰色の部屋にいますが、
そしてその部屋にはドアー ....
数日まえ発達障害の当事者会に参加してきた。コロナの折り、方々尋ねてやった掘り当てた直近で参加できそうな集まりだった。遠方ではあったが行って来た。
参加者は10人程度。半分は当事者の家族で、当事者 ....
「閉じこもっているべきではない。もっと外出すべきだ」と云うのがお姉ちゃんの意見なんだけど、ぼくの散歩はいつだって大変だ。
ビルを壊すから尻尾を振り回してはいけないこと。子供や老人を踏み潰すからちゃ ....
掌編
ハーマンさんのお店に野菜をに買いに行ったら、遠くからわたしを呼ぶ声を聞いた。うるさい音を立てる自転車を漕いで埃っぽい道を、兄の友人(だった)、オーガストが近づいてきた ....
『貸した金、返せ〜。』
って、がなってる(あ、がなる、って、わかる?まぁ、わかんなかったら、ググってね?)歌があって、たぶん、関西発信で、トータス松本っぽかったので、ウルフルズだと思うけど違ってたら ....
昨年、父が庭に植えたハナモモの樹(桜の時期に前後して紅白のにぎやかな花を咲かせる)がはからずも倒木の憂き目に遭った。特別、大風が吹いたわけでもないが、黒々としたその幹は人知れず根元からボキリと折れてし ....
マスクに隠れた病
ai
親愛なる友よ、君と10年前、出会ってから、人生は大きくガラリと変わってしまった。君が、安らかに眠れることを祈る。私があまりの重苦に耐えられなくら死んだ時は、よろしく ....
さて前回予告したとおり「俺、モザイクキラーを手に入れるの巻」である。あれは二十三の頃だ。しがない日払いの派遣バイトで食いつなぎながらプアーな一人暮らしをエンジョイしていたロスジェネ丸出しの俺はある日、 ....
『エデン〈小噺〉』~認識主義的宇宙の蛇~
じつは宇宙の広さは認識により変化してきた、これはちょっとした秘密。
太初。アダムとイブ、この二人が歩き回れる範囲が宇宙の全てだった。 ....
中学校は1年だけで不登校になり、病院にも自らの意思で行ったが、親戚の家に駆けつけてたりもしたが、説明できず。両親や自分の体調との戦いとのなかで、あの時はしのうと思った。というかそのつもりでいた。
....
小学生の頃から、身体(消化器官)を壊している。母は栄養価のないジャンクフードばかり出す人で、父はそんな母から狂ったようにお金を搾取し、夜のゲームセンターで、こどもの私たち兄妹を連れて、パチンコのやり方 ....
16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56
【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
0.49sec.