すこしだけ君が笑顔になれた町
本当の大丈夫になるための旅
星空を初めて家族で眺めてる
夢を見るために毎日眠るんだ
目の前の地下鉄がチカチカ光る
少しずつ自分の夢を知ってゆく
大切に 消えてしまうかのように読む
絵の中であの娘が冬を描いている
風邪気味の風とマフラー半分こ
切り札の星空をつくる傘を差す
泣き止んだあとの無限色のひかり
あたらしい なつかしい飴を買ってみる
初めての恋をしているひとの声
ものすごく笑顔なわたしになっている
ゆうがたの猫にささげるかつおぶし
あの街でわたしは月を待っていた
空想が列車になって旅になる
なんどでも君の笑顔へ恋をする
あなたには雨は全然似合わない
水底に綺麗でかなしい夜がある
傘を差す 君の涙を守るため
目をとじて夜を待つから大丈夫
街の中 想像力が暴れてる
とりあえず次の駅まで起きててよ
画用紙に緑でおとうさんを描く
ひまつぶしに雲のかたちで遊んでる
きみの日はきみに出会えた日のことだ
歩いてく良い子の眠るこの星を
きみが来た晴れた夜からまっすぐに
現実と夢のあいだの空だった
僕たちの声を僕らが聴いている
あなたへの恋にわたしは従うよ
樹みたいに綺麗な色でそよいでる
あの夜の彼の涙をみてた星
十年も経てば未来が今になる
太陽のような黄色い傘をさす
いっせいに糸を離したわたしたち
電灯がおやすみなさいと僕に言う
生きていく為にあなたに恋をした
野良猫のおもちゃになった死んだ蝉
プライドと右クリックが死んだ夜
謳歌する自殺の道をゆるやかに
生も死も遠ざけていくAとI
今日の夜アゲハになって死ぬ蛹
死んでから蘇りだ ....
何匹や尽きるまで鳴く蝉の声
得意気にスタッカートでカラス鳴く
渓谷や湧水足りず鴨歩く
やさしさは沁みる消毒液の中
おひたしやほうれんそうの思うつぼ
帰り道たまやとぽつり遠 ....
君が心をおしえてくれた
今でもたまにCDで聴く
毎日に君の音楽がある
ちょっと浮かんで聴いた新曲
心のなかに雨が降ってる
一人で建てたおとぎ話だ
鉛筆みたいに直ぐに無くなる
心のそとで蝉が鳴いてる
色鉛筆で君を想った
綺麗な夜だ絵画みたいに
あなたを描いたひたすらにただ
夜空のように存在している
幻として君がほほえむ
夏が澄んでく 青がひろがる
あなたの代わりにおとなになった
部屋干しの 匂いを気にし 朝ごはん
子らのため 低空飛行 つばくらめ
ヒヨドリも 発狂しない 朝が来る
昼休み おにぎり二つ 僕一人
レジを待つ 母子の会話に 頬緩む
目 ....
君の笑顔に星が住んでる
それからずっと星と暮らした
すべての星に神さまが居る
星のあなたが空に手をふる
カタツムリ心が晴れる梅雨の空
自撮りして自信のなさを見せつける
親に勝ち日差しに負けるひきこもり
寄り道をするなと言った父不倫
ちっぽけで偉大な全てそれが君
得るものも失 ....
金メダル 結弦だけども 譲らない
静寂の 川を見ている 月二つ
群れる蟻 我関せずの 蛾の蛹
燃え尽きた あなたとわたし 壁のしみ
寂しいと 鐘を鳴らした 旧校舎
涙枯れ 震えが止まる 目的地
SNS 心 ....
敢えて云う ドキドキワナワナ ヴァンドーム
ときめいて 仏の顔も 鰓呼吸
黄昏に エクトプラズム トリスタン
決意する ギロチン問答 眼からビーム
うつむいて 驢馬語囁く スト ....
病む心 ヒストグラムが いきり立つ
はしゃいでも 副音声の 僕がいる
雨笑う もう止みますと からかって
いじめっ子 心は今日も いじめられ
好きなわけ ないからずっと 好きな ....
絵本の中で星を探した
月のみえない夜のかみさま
あの子がすこし泣いた日の夜
優しさは 悲しみ見せぬ 隠れ蓑
色のない 日々を彩り 足を組む
夕凪は てんとう虫の 子守唄
晴れの日に 涙を流す ガマガエル
泣き虫に 優しさ見せる ダンゴムシ
辛いと ....
青色が麦わら帽子に恋をした
降り積もるあなたの愛でねむる姫
サンダルと月夜が似合うお父さん
なんとなく目からビームを出してみる
僕たちはマックに行くのを諦めた
落書きの中で何度も恋をする
ときどきは泣いたりもするお月さま
犯人はきっと我が家の猫ですね
火星へと祈 ....
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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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