謹んで僅かな菫 勤務地へ


証明を正月という日に言った


悽惨な凄い妻が萋萋と棲む


木の奥の記憶 昨日の斧を置く


横書きの下書きを上書きしてる


春先に白い ....
音楽をやたらとけなすレスを見た

情動の発露が嫌いなんだと見

感情を殺すことだけ覚えてく

実際に死んでしまった人も多々

怒りがだ、けなすレスにも生きている
ヒーローは助けに来ないと悟った子

ヒーローはいい詩を書いて眠りたい

ヒーローの浪費はやまず所詮文字

もじもじしやがってこのと君の言う

ヒロインの位置は固いぞ気を強く
昔日の月が散って惜しいと思う


神さまはいつも夕暮れ時の夢


晴れた日を青いレターに貼っていた


膕で摑んだボール(或いは月)


空っぽの私ひとりじゃ笑えない


 ....
甲子園 白球追いかけ 近代化
ビル建ち並び 浜風吹かず
名探偵めいた店名 目指す天


先週の一日千秋選手権


擬態して熊を疑う能力者


メビウスの帯をタスキにタヌキ抜き


実体のない草原に揺れる点


クラインの壺へと ....
クリスマスイブにブイブイ言わせてる

岸田くんうっちゃり覚えた感のある

傾国を憂うもいいが先を見よ

願ったり叶ったりなの? デッドエン

では君は余剰で優しいだけなのか
長考す棋士の顔して編むメニュー

取って食う蛇の顔して見る5ちゃん

詰みました? 思いつつなお探す奇手

ウケている。多様性これ多用せい

こだわりの加味のみそ汁、狂気あり


 ....
古の占い 石が右に在る


二次元の架空の空に架ける虹


伏線は不鮮明な付箋めいた


月の重みで腫れていく海と空


鉄の音 空中と手をつないでる


お葬式みたいに ....
ふいんきで生きているのでふつくしい


固執した幸福 丸い個室たち


想い着くから着想だと思い付く


夕焼けの友情 多くの青い夜


月はなし いつまでも尽きない話

 ....
沈黙の朝に静かに蟹沈む


句読点たちを河原で集めてる


得体の知れない液体への期待


世迷い言 予言名言謎めいて


寂しさを大事にしまう雨の指
やる気ナスのままで続く僕ら秋

九理あり一理はどこか休肝日

あ~トマトジュースかかったヒマワリに

書いたもの残るというが欠いたもの

そのあとはどうなっちゃうの興味あり
暗転した舞台で演技してる夜


これは草 それくらいしか言えなくて


思い出が今日の日付を探してる


心臓の動悸が動機だったとき


三日月の空は脆くて危ないよ
我が子抱き強うなりたしスクワット 太陽が陰に隠れた隙の月


名前から抽象的に広がった


未知満ちる道を my go 舞う迷子


実体のない実験の実体験


頑なに語らなかった固い肩


太陽は勿体な ....
波風を立てずに歩く水の上

無理ですよやっぱり濁る水の中

かき混ぜて行きましょうとは怒声下

前後ろ右も左も動けない

君が怒らせたんだよとすまんこれ
蛾も蝶も僕の中ではアゲハチョウ

引き分けの喧嘩で帰る赤とんぼ

眠たい正午ダンゴムシいじってる

時計の針がさしている虫刺され

踏んづけた蟻の数だけ怒られる

蜘蛛の巣に絡め取 ....
無に熟す熱 黙然と照らす熊


ぼんやりと体育館で読んだ絵本


空っぽの体を白く染める空


面白い面影 モノクロの想い


草原と身体の底に昏れていく


つもりつづ ....
ワンパクにタンパク質が爆誕す


フワフワでふかふかな深緑色


欠片だけ 影は空っぽだったから


目を閉じる度に世界を忘れてる


足裏が蚊に刺されててめちゃ痒い


 ....
500年かけてあなたが泣いている

でかい木の葉が揺れていて騒がしい

復讐ぐらいしかやりたいことない

巨大な古代と広大な兄弟

ものすごいヘアスタイルで夢語る

生きていること ....
クソくさいクソでかい糞クッソ出す 八宝菜かけてあんかけ焼きそばに

足りないぞ僕にはそれじゃ他の物

五目飯焼き鯖つけてビールくぃ

ハンバーグ鮭のムニエルハイボール

夏さらば冷やし中華が老い送る
正念場歩く架空の少年は


{ルビ詩心=しごころ}と私語転がした春の蝉


水晶に水槽を推奨される


話から離れて花と去っていく
陽だまりに人々溜まり木々黙り


からっぽの素顔とカラーコンタクト


暖かい悪意で赤く描いている


スカートの丈でカースト制度っす


海に来た!ウォオオオオー!!ウォオオ ....
発狂徒やはり宗教じみた群れ

大事とも思ってないから言継がず

君は好き僕は嫌いでいいじゃない
アンチすら擁護に変えるダメアンチ

反射じゃね、ていうかただの反社じゃね

伝えられないものと知る美の秘訣

伝えなくていいんじゃないか美の巨人

うろちょろす子を見る思い五十路女子
 ....
求めても得られないとは求不得苦

求められ立たないという老いですな

通院し痛飲をして種腐る
暗闇の中の絵本と恵方巻


零れ落ちた砂たち 零で待っている


言葉が壊れてしまった物語


扇風機 みえない敵とたたかった


青空を大事にしたい胎児たち


きみの ....
財産はささいな歳月のなかさ


時空を飛び越えてポテトチップスに


変わらないかわいい川の岩乾く


夜をほどいては引用された星


きみと見ていたアニメのオープニング

 ....
風船ふくらませ伏線を増やす


何度でも難なくなんとなく泣いた


読めるけど書けない漢字を書いている


誤解して後悔をして介護して


たった今「ただいま」を言うタイマー機 ....
川柳
タイトル 投稿者 Point 日付
昨日の春水宮うみ4*23/3/14 20:56
けなしレタスりゅうさん023/3/11 7:38
凡骨英雄123/2/24 6:49
空の体水宮うみ6*23/2/23 7:22
野球川柳為作023/1/9 23:21
転々と点々と水宮うみ2*22/12/30 15:59
年末にりゅうさん122/12/24 7:28
ひまだむ022/11/30 3:37
そらした水宮うみ2*22/11/26 14:06
気体の思い2*22/11/12 11:18
丸い雨5*22/11/1 14:02
なすがままりゅうさん022/10/29 7:09
夜暮れ水宮うみ1*22/10/27 15:37
我が子抱き強うなりたしスクワット奥畑 梨奈枝122/10/17 3:30
隙間水宮うみ3*22/10/16 18:03
固まるりゅうさん222/10/14 5:52
幼少期の虫についての記憶よりTwoRiv...4*22/10/9 18:55
づつうつつづつ水宮うみ6*22/10/1 20:30
かななかな からかなか3*22/9/20 6:14
本の人の木5*22/9/15 20:02
クソ022/9/10 21:58
平日ローテーションりゅうさん322/9/6 16:04
架空に浮く水宮うみ2*22/8/27 23:44
カラー3*22/8/20 0:07
傷は浅いぞりゅうさん222/8/18 5:44
どんな言葉で122/7/30 6:05
もてあます022/7/22 5:33
ねむいやみ水宮うみ4*22/7/20 8:29
ほどいた糸を2*22/7/13 18:02
ただいま022/6/30 15:31

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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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