肌色の肌が
疼くこんな夜は
月の光が輝く
いつもにはない
強さに喉の奥の方が
疼くこんな夜 ....
先ず、花鳥風月から
離れなさい
そんなもん
今の日本では紛いもんの
張りぼてです
張りぼて ....
サイコロで行方不明になった空
森のなかピアノを鳴らす遭難者
感情はリズムにのって ....
がむしゃらに夢を追いかけるのも
少ししんどくなってきた
夢を諦めたわけじゃないけど
....
今日は
グリストラップ清掃の日だ
つまりは排水溝清掃の日だ
すなわちドブ掃除の日だ
....
温かく柔らかい人形ならば愛してしまえるような仕様か
転ぶのを恐れて
歩き出さない赤ん坊が
膝を擦りむいた
初めて声をあげずに泣いたのは
きっ ....
まだ何もないわたりどり
唇が走って道路をこぐ
壊れてもいないのに
豚には嗅げなかった線
....
金が全てとお前は鳴くが
....
白い死神の背ビレに切り裂かれた
ふかいふかい空の底から
ぽろぽろと
こぼれおちてきたものの正体 ....
街中にびょうきが付いてるみたいだし僕らは誰にも触れちゃいけない
別々のテレビにむかって別々 ....
雲一つない秋晴れの
きれいな青空が広がっている
だけど青空は
なぜか寂しそうだ
つい ....
どこかで夕暮れの虫が鳴いている
ある駐輪場にはいくつもの自転車が放置されている
打ち捨てられ ....
機会 変化 不定形 その次は
待っていてどうにかできる筈ないが座る
本当に着地点は ....
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