にくしみは越えねばならぬインゲンの{ルビ蔕=へた}取りながら{ルビ黄昏=く}れるキッチン


 ....
原爆で死ぬのと
糖尿病からの
合併症で死ぬのと
死には違いがなく
どちらも等価である
こと ....
15
 次の日曜日、エルウッドは朝から手紙をしたためていた。ペンギン、キャブ、バスター、そしてバン ....
モノノケ準え、型紙だけが戯けている
薄情な者ですが姿だけを残していきます
そのうち、枯れるでしょ ....
暗闇に蒼白い河原の
小石夥しく静まり返り
流れ動き澄む川は無音
黒く光る水面の異様
恐るべき ....
自分で揚げた、揚げたての
一キロあたり213円のポテトフライを
食べながら、ふと思う
しあわせ ....


  海の背中に鳥が落ち
  八月半ばが焼け進む
  青みと光と電線町よ
  白光の出口 ....
 イザベラは最初から、僕の外見ではなく内面を見てくれたのだと思う。要領が悪くて損ばかりしている僕の人 .... 花は枯れてゆく
虫は絶えてゆく
人はそれを見て
強く生きてゆく
命が歯痒く
網戸を閉めても ....
さいあくのあくとく
それを
ことほげ
すましたかおで
へいぜんと
ちでよごれたてを
さし ....
夏夜にヒューズが飛んで、飛んだヒューズを両手で優しく捕まえた。
そいつの正体は何と小さな蛍で、僕は ....
怠け者 毎度褒められ ズル休み    
天に向かって つば吐けば 己に還る  
マジック タネ明 ....
何かおかしいと思うことのひとつは
庭の紫陽花のことだった
八月を迎えても その子たちは
いまだ ....
君と二人で卓球室と呼ばれる閉鎖された7組の教室の掃除をした時、君は14歳で、ぼくもたぶん14歳だった .... 知らない場所で雑巾をカラカラになるまで絞っていたら、死んだ父親が生き返っていてもう一度同 ....

肩幅で生きる
肩に幅があって良かった

夏は草の履歴と
雲の墓場
ただいま
おか ....
親父が脳溢血で倒れた日
電話が掛かってきた
親父本人から

「ひろし、今すぐ俺に会いに来い! ....
人の影が斜めなら
その人自体も斜めなんだよ

若い頃
人に教えられた

未熟だった私は ....
うちの取引先の
小さな町工場の社長さんは
うちの職人さんと古い友人で
入院先のベッドの上で
 ....
去年の夏
海沿いの古い集落の
小さな宿に泊まった
窓から見えた自販機だけが
灯りらしい灯りで ....
雨の日はいつも

どこかで
誰かが

泣いてる気がした

雨に濡れて
傘が無くて
 ....
この星の何人かは
ちいさめの正方形の紙を見かけると
戦争が終わった後だというのに
戦争のせいで ....
前日 Home 翌日
2020年8月7日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
べじたぶる短歌道草次郎短歌2*20-8-7 23:25
慰霊花形新次自由詩020-8-7 21:58
ブルース・ブラザース、日本へゆく第一章 15ジム・プリマ...散文(批評...120-8-7 21:37
単細胞生物のイブあらい自由詩120-8-7 19:53
界の未知ひだかたけし自由詩220-8-7 19:47
詩人もどきジム・プリマスの生活ジム・プリマ...自由詩2*20-8-7 19:04
白い八月星 ゆり自由詩320-8-7 16:31
イザベラのこと 3ジム・プリマ...散文(批評...2*20-8-7 13:55
人間開花ミナト 螢自由詩220-8-7 13:19
るしふぇる道草次郎自由詩420-8-7 12:57
クーヘン自由詩7*20-8-7 12:16
狂句21あい うえお川柳020-8-7 10:48
八月の紫陽花そらの珊瑚自由詩14*20-8-7 10:20
ラブレター道草次郎散文(批評...220-8-7 10:19
自由詩120-8-7 9:14
終戦たもつ自由詩1120-8-7 8:14
輪廻かなこたきひろし自由詩3+20-8-7 6:32
人影は日と陰自由詩220-8-7 5:36
伝票ガト自由詩4*20-8-7 2:59
丹後ちりめん自由詩7*20-8-7 2:56
置き傘自由詩1*20-8-7 2:36
花束と折り鶴が少しだけ風に揺れる、ようにるるりら自由詩8*20-8-7 1:10

加筆訂正:
なしごころ/ただのみきや[19:49]
誤字訂正
22rows, 1.04sec.