泥酔に
たどり着くのは
チャルメラの
ラーメン臭う
至福の余韻
東坡肉
明日の覚 ....
コンビニをのがしてから
ひとけのない
やまあいの国道をずいぶん走った。
自販機のある消防分 ....
いとも たやすく 風が 吹き
いとも たやすく 生きて きた
そこはかとなき し ....
昨日、犬を 殺してきましたと
あなたは言った。
あまりにかわいそうなので
殺しまし ....
酸素吸入器に 繋がれて
あなたは、
二週間 生きました。
酸素吸入器に 動かされて ....
十年前、私はまだ子供だった。私は人を疑うことが極めて苦手な子供で、また嘘をつくことも苦手だった。音楽 ....
僕はいつも余所見をしていた
視線の先には他人がいる
それは
嫉妬、恐怖、潮流に乗る時の合図
....
わたしは小学生のとき
時そのものをあきれて
見ていたことがあった
時は昼寝をしているみ ....
鶴が一本脚で立っている
この灼熱の炎天下に
その脚が折れるのは時間のもんだいだろう
翔べな ....
奈良の大仏が涙を流したのは
今のような暑い夏の日
むわっと熱された空気が水蒸気となって
....
自分の弱さを正当化して お洒落に見せる 芸術家気取りの奴等が嫌いだ
あ～、文字にしたらスッキ ....
昆虫採集の一団が
帰ってきた
今日は夏休み自然教室
予定の時間をはるかに過ぎ
バッタみた ....
わしゃ知らんよ
伯父はそう言う
本当は何もかも
知っているのに
謙遜してるのか
恥ずかしい ....
忘れられてしまったロックミュージカル
こっそりと映し出したあたしの瞼
心臓の位置を確かめるように ....
とは言え、映画評論なんてものには到底なりえない映画感想文。
薄氷の殺人 (監督)ディアオ. ....
やわらかな運命をゆらすちょうどいいおっぱいがぼくのにのうでをちょうどよくツンツンする。三丁目 ....
空々漠々 とした
あおぞらも ちぎれるときは
わすれぐさのように 赤く鮮烈に土壌と宇宙との間 ....
生きた体を触って、熱い思いをする
こんなに無駄なんだ、こうやって動いているのは
冷たいものを取っ ....
月のない部屋で
夜の靴を脱いだら
恋の魔法を閉じて
ひとつの影になり
込み上げる指先で
君 ....
かえろう
帰れないのなら
せめて始まりのないところまで
かえろう
もし僕が帰 ....
ぴーちゃんが夜にきてから
楽しくなかった部屋の中も
楽しかったんだ
窓が割れるよう ....
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