何かの偶然で
チョコレートとバナナを食べる時がある
それは特別に用意したものではなく巡り ....
都会の喧騒から逃れるようにこの村へ来た、新たな道程。
久しく見なかった青い空は高く眩しい。
....
涼夏申し上げます
氷のしぶきを想像したいと思われる候 いかがお過ごしでしょうか
私は夏バ ....
どの道も
少し進んだところでたち消える
草原の三叉路
生い茂る草は風の方角に
倒れては起き上 ....
忘れさられた言葉が
おしゃべりをはじめる海で
魚たちは言葉になって
人のなかへと泳いでくる
....
夜の繁華街のざわめきにあらゆる欲求が漂っている。
散らばるポン引き達の蜘蛛の巣が張り巡らされて ....
モンゴル等の
外国出身力士に
圧されていた
日本人力士において
平成24年から25年にかけて ....
世間では体裁よく
老人といわずに後期高齢者という
老化とはいわずに加齢という
....
夜の鏡に化粧を落とした道化者の喜怒哀楽の無い表情が映る。
上からの圧力と下からの形だけの信頼の ....
幅の広い
プラスティックの襟を
唐突に立てて
上目遣いで
僕を見つめる君は
結婚しなか ....
マフィンはいらないよ
くたびれた風のように
もうここを出ていくから
....
闇夜に炎が一筋舞って
空虚に食われて消えた
*
これは ....
いつもお世話になっております
熨斗を貼り 達筆に筆で御中元と払い 留め
下書きは 私の名前を ....
黄昏にA.I.少女降り積もる
君纏う鈍色緋色の幸福を
うず高く重なり合っていい匂 ....
陽はまだ高けれど午睡して吟醸酒など涼しげな夢も
女友達数人いても妻も娶れぬまだ木偶の坊
....
確かその夢は
どの方法になさいます?
という女の声から始まった
何にもない病室のような
真っ ....
大学の先輩が、昔、僕に言っていた事が、ふと思い出される事がある。
「お前は考え過ぎなんだよ。世 ....
女の子が一人で
木陰に立っていて
朝からずっといるし
ここらへんでは見ない子だから
なんだか ....
貧血に鉄分多く含んでるレバニラ炒めオススメします
マグネットピアスのルビー梅酒の実
よく燃えるグラドピアノ梅酒瓶
クレープで包めばオシャレ
一人で乗った観覧車が止まった
きれいな水に変えたら死んだ
新緑が街灯に照らされ綺麗
普段よりも暑くて
一足先に夏が来たような
そんな感じがする五月
....
最大限
シリコンを注入して
はち切れんばかりの
オッパイにしたって
ありとあらゆる
皺とり ....
電話は苦手なので
手紙を書いた
長い長い手紙になった
読み返して
不要なところを削っ ....
夢中になって
崖から落ちてしまうのを
すくってあげる
夢中になって
崖か ....
そのイメージはどこから来たのか
冬の北欧のどこかの岬で、深々と雪が降る中、
僕は寒さも感じず ....
小さな手 小さな体 小さな足
大きな手 大きな体 大きな足
笑顔は同じ 違う匂い
寝顔は同じ ....
いいですよ
わたしのために
空けなくて
ひまつぶし
それだけでいい
....
僕は一応古書店主だが店舗はまだない これからできるかどうかも不明だ
でもどうせ店舗を構えるのだった ....
夜の無人島は試金石のようだ
あなたの口が おさかなみたいに
「ほら みてごらん海蛍だよ」と ....
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