君と辿る真夏のアスファルト
降り注ぐ太陽光 零れ落ちる夢模様
通り過ぎるバスの音
僕ら逃す ....
長いちまきを選別してる奥さまがいるこどもの日
高校時代の制服を着て補導されてる三十路前
不器用なマジシャンの指握り鮓
裏返った猫がまどろむ
あいこが続いて結婚しました
透明になって殺風景
火星移住計画って聞いた事があるかい
嘘か本当か この星を捨てて
火星へ転がりこもうって考えている ....
耳をすませばに耳をすませなかった
あの歌をきくと
すべてがあなたに包まれてしまうから
....
空を見上げる。今日は快晴。そんな空とは反対で僕の心は曇天模様。ベランダから眺めたこの空はあまりにも大 ....
沁み入る夏の夕べに友と語る。
各々は何処へ行こうとしているのかを。
目指すべきものは見えてい ....
私は根腐れした薔薇を愛する。
雨にずぶ濡れてなお獲物を探す野良猫を愛する。
休日の窓辺に腰掛 ....
真夜中のサービスエリアで私は自分を想う。
外灯が車のフロントガラス越しに優しく差し込み、
漂 ....
日比谷線はいう、秋葉原、小伝馬町、人形町、人形とは「ひとがた」、エレキテルな水平移動の装置から視神経 ....
部屋に閉じ籠って
もう一週間は経っている
何かを書いて紙を捨てて
毎日毎日が虚弱な無限 ....
スマートって
付けると
今風で
いいんじゃないかと
思ったんだけど
実際イメージしてみ ....
身体全体が
ポコチンに似てきた
特に
タートルネックの
セーターを
額ぐらいまで
引き上 ....
{引用=
谷の戸に
雨景の万華鏡をのぞけば 幾何学の
狂い咲く色のはざまに
あのときのア ....
紫陽花が長い雨を腐敗させる
6月の暗い休日
僕は母と二人で鎌倉を歩いていた
有名な縁切り寺を目 ....
ギターは女のよう 心をこめなければ響かない
ギタリストはやわではいけないんだ 夜は長い
とき ....
月の影が浮かぶ空は
深紅に染まる まだ早い夕方に
揺れた水面に映る
僕の横顔に蹴りを入 ....
シュレディンガーの箱を抱えるタイムライン
悲しさをシェアしてもいい免許未所持
ツ ....
きみは大人になりたいと想っているのかな
そうか大人って格好いいとかなんか賢いとか想うもんね
....
階段の途中で立ち止まるような恋 昇ってきたのか降りてきたのか
ふりだせばいっそ気にすること ....
冬のあいだは
縁側にいた
植物たちへお水を
そそぐ
ほの暗い
尊厳
....
春の風夏の風へと変わる頃汗ばむ肌に気づいて笑う
降りてくる言葉合わせて完成する愛を倍増させる言 ....
僕が誰なのか
僕は知らない
僕は世間話をする
僕はアルバイトをする
....
蛇が
つばめの子が大変おいしそうだと
どうしても食べたくてたまらないと
細い棒を伝ってやってき ....
寝苦しい夜に絡まる指の紐
冷や麦茶 汗も滴るいい温度
輪唱で徐々に深まる両寝息
網 ....
オーラが出てない 不幸顔
トライしたふりして背負う過去
感染するから 辞めてくれない暗い過去 ....
一筋の糸のように
あとからあとから
....
元気よくそらにむかって
目玉たちは落ちてゆく
音のする方向へ飛ぶことに
慣れてしまったから ....
ぽたぽたと流れた
今までのこと
なにも生まないからだ
光合成の邪魔をして
見映えと少しの知識 ....
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