飛行機がこわい

とくに国内線が苦手

安定した飛行時間なんて10分ぐらいなものだからだ
 ....


明日の色は
だれにも見えない

必ず見えない



もしかしたら、とか
うま ....
寄り添いたい
あなたと
冬はもうそこ
木枯らしは近い

並木は化粧を剥がしだし
惜しげも ....
フレドリック・ブラウンの死にいたる火星人の扉という創元社の文庫本
推理小説だが
彼には火星人ゴー ....


  積み木の赤い部品が
  緑のうえにそっと載る



  駆け抜ける電車の影が
 ....
眉一つ動かさず殺す女神が飼っていた

眇の金魚がいる。

水銀めいて光を反射する鉢を住処に
 ....
起きたら10時ごろで、弟の友人が来ていた。
雨だった。
携帯について語っていた。
出ていって、 ....


  おまえはだれだと
  蟻が訊く
  秋枯れの
  木の根をしいんと横切り
  く ....
近代美術は嫌いだといった
きみへの報復

変な絵じゃなきゃ 売れない時代
{ルビ現実感=リア ....
ミサイルを発射するって
言ってるのなら
こっちも早く準備しなくちゃ
日本民族特有の
ミクロン ....

シャットアウト そのすべて
そんなではじまる その詩には
あたしの全てが詰まってた

お ....
午前4時
郵便ポストに朝が届く
とおくで電車が泣いている

溜まったメールを洗濯機につめこん ....
テニスの試合
ポイント入る前
最初のサーブの前には
女性のアナウンスで
ラブデュースって
 ....
夢を破って
丸めて捨てる

夢を破って
丸めて捨てる

ごみ箱を見てごらん

夢がい ....
それで結局一番取扱に困るのは自分自身であって
説明書が書けない せいぜい 長さと重さぐらいだ
従 ....
いまアルバム《常夜灯》を聴いていると
中島みゆきと云う偶像の存在は50%で
30%はアレンジャー ....
一人静かに座っている
ばあやの横にすずめが一羽
ばあやは米を振りまいて
にこにこにこにこ ....
わたしはうまれるまえの
かたまりの内側に潜んでいた
ある日溶岩とともに かたまりが溶けて
 ....
線路の上をただひたすらに走る毎日は、それが仕事とはいえ時につまらないものに見えてきます。

そん ....
この部屋は四角い
建物も四角い
紙は四角く切り取られ
電車は四角く走っている

土地は四角 ....
ねぐせはなおさない
あんまりなおさない

はねっかえりの天然パーマ
したいようにさせておけ
 ....
お金より
大切なものがある

またあ
そんな手垢にまみれた
こっぱずかしいフレーズが
よ ....
胸に【 研修中 】の札
「 いらっしゃいませ 」と、深々としたお辞儀

ゆっくりと
「 一 ....




夜がひとつ 木の下に立ち
枝のなかの 空と息を見る
川の向こうの海を
音がすぎ ....
僕達の世界は
連結された断片が
縫い閉じられた模様を織りなすタペストリー

つぎはぎだらけの ....
          
喪服を着た父が 部屋の隅にいる
悲しいほど 
とても暗い場所に
かなり ....
朝から僧侶が
歳末助け合い とかかれた登り旗を掲げて歩いていた

助け合え
助け合え と歩い ....
身に零れ落ちてくる
生暖かき雨
抱きしめているようで愛しい

今は雨に打たれていたい
悲し ....
学校は寝過ごせばいい

起きたら夕暮れだから

バイトをやり過ごせばいい

疲れて眠って ....
ただ口をつぐむのは 勇気がなくて
人より少しばかり 優しいから

思い出したかのように 開 ....
燃え上がる日の高熱
照らす街並みに
煌めいた陽の情熱
瞳は遠くへ

繰り返す幾つかの季 ....
北風と去る体温に立ち尽くす 就職は決まらない
冷たい風を 冬は 頬に叩き付ける
学校に行きたい
金を 見えないものに払うの ....
時の音と共に

音楽は鳴る

年の瀬が近づくと

人間共の鐘が鳴る

ガーゴイル達が ....
いま時分には珍しい朝凪に
吸い寄せられるように
車を止めて
浜へ降りて行った

もう、母国 ....
 
アン・ドゥ・トロワ アン・ドゥ・トロワ

壊れたトウシューズをどこかに置き忘れた少女がひと ....
前日 Home 翌日
2012年12月2日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
飛行機がこわい吉岡ペペロ自由詩212-12-2 23:13
明日の色千波 一也自由詩8*12-12-2 23:09
晩秋ひとりもっぷ自由詩312-12-2 23:06
火星の銀色の月梅昆布茶自由詩2112-12-2 23:00
積み木草野春心自由詩712-12-2 22:48
眇の金魚高原漣自由詩1*12-12-2 22:25
起きたら10時ごろでnemaru自由詩7*12-12-2 21:48
草野春心自由詩712-12-2 20:16
朝は来る川上凌自由詩4*12-12-2 19:47
ミサイル出勤花形新次自由詩012-12-2 19:40
シャットアウト川上凌自由詩2*12-12-2 19:14
休日アズアミ自由詩912-12-2 17:25
ある愛液の唄花形新次自由詩012-12-2 16:58
ちりも積もればreo自由詩012-12-2 16:53
取扱説明書空丸ゆらぎ自由詩1212-12-2 16:45
HAL自由詩4*12-12-2 16:00
ばあやとすずめ田園自由詩312-12-2 15:31
『赤い快楽』あおい満月自由詩8*12-12-2 15:23
午前八時三十五分、恋に落ちて(掌編小説)そらの珊瑚散文(批評...5*12-12-2 13:54
しかくいせかいまーつん自由詩11*12-12-2 13:06
もじゃもじゃ主義自由詩8*12-12-2 11:54
鈍器でドーン花形新次自由詩112-12-2 10:56
何才からでも研修中komase...自由詩4*12-12-2 10:15
夜と白 Ⅲ木立 悟自由詩312-12-2 10:13
チューブウエイアーミー梅昆布茶自由詩1012-12-2 9:43
冬のおわりに デッサン前田ふむふむ自由詩512-12-2 9:34
朝の道朧月自由詩312-12-2 8:59
rain柊 蒼衣自由詩312-12-2 7:49
スローライフ村正自由詩3*12-12-2 5:33
波紋千三自由詩212-12-2 4:04
グッドバイイエスタデイ自由詩212-12-2 3:51
俳句112-12-2 3:32
理想、現実番田 自由詩112-12-2 3:10
雪の宿でyamada...自由詩212-12-2 2:42
大丈夫もっぷ自由詩512-12-2 1:54
アン・ドゥ・トロワ殿上 童自由詩15*12-12-2 0:34

加筆訂正:
/空丸ゆらぎ[16:27]
2012.12.2
ずっと、ずっと、ずっと/まーつん[00:52]
細部変更しました。
36rows, 1.03sec.