立冬の一日分のバイト代
朝
窓をあけて光をあびながら
手をのばして
選んで
引き剥がして
食卓の方向にほう ....
点滴にロマネ・コンティ入れてよ
雨男、雨女よ 金環日食を見ようとしないでくれ
心の蜉蝣触覚を伸ばす
貴重な存在だからこそ
歌にもなる
とんてんかん とんてんかん
侮るなかれ
つ ....
捨てる神あれば
拾う神あり
命を拾われた
一人だったら
死んでいた。
皆よってたかって ....
目が合ったのさ
葉っぱの ちゃんちゃんこを着て
寒いのが来るぞって わいわい ざわざわ言わせな ....
色とりどりの家屋の間から
寒そうに青褪めた電柱が
天に向かって一斉に
我も我もと、 ....
ソファのない部屋にいる
立体をこじ開けて時間を差し込んだ戦車が通る
石蹴りに夢中で影 ....
{画像=121107220338.jpg}
この薔薇は
美しいと自分を
認識し ....
針穴に髪を通す
布地にぷすぷすと縫いつける度に
疼きだすわたしの心臓 ....
つれていって戦地、立ち向かわせて敵前、
ここは地という宣告のもと飛び降りようとしている
....
秋雨
影は
よると重なる
夜明け
カラスたちの声を信じることから
始めよう
....
キラキラの宝石を眺めるために
もう一度だけ クリック
探し物は 見つかったかい
タッチ ....
こんな夢を見た
わたしはぼたぼたと
血を滴らせながら
部屋中を歩き回っている
わたし ....
わたしという名の優しさは
たわしという名の清掃用具にも似て
浴槽という名の容れ物の
水垢と ....
打たれた海岸の松並木のために
時代遅れの絵が集められて
豆粒がウジャウジャしだした
それらは沿 ....
来る日も来る日も嵐のなか
海が凪いた日はわずか数頁
そうかきみの航海はそれほどまでに
吹き ....
肌寒い夜
「此処は何処?」
手を伸ばしてみても闇
目を凝らしてみても闇
ひとり
....
穴があいているのはちょうど、あたまとおなかとしきゅうの位置にあたる、わたしはぽっかり穴ばかりあいてい ....
消えた家族のその後は誰も知らない
あのあたりの地主だったという 長男が
次々とこさえた借金を返済 ....
■僕らが17歳だったころ
1971年。17歳の南沙織は「17歳」という、そのまんまやー ....
ぼくにだれかが運を運んでくる
だれかとは
人かも知れないし
鳥かも知れない
....
もうすぐ君の好きな
冬が来る
冬が最愛の
季節だなんて ....
玄関の前で鍵を開けようと
ポケットを探っていたら
いきなり足元の落ち葉が舞い上がった
予測して ....
さしだされた 日差しに
両手を広げ
思い出を 手放す
記憶にない私の産着
世紀 ....
うたってしまえ
と いいきれない現実の
火 消えることなく
いのちのように
燃えるか ....
家にどうしてもチューニングのあわないギターがあって
まあ中古のフェンダーステージキャスターというや ....
あおい呼吸
霧雨のようなあなたの声
か弱く柔に響く
真夜中の
アイロニーパズルピース ....
ついこの前まで
いたんだよね
いつのまにかいなくなって
....
日陰なお
冷え切っている
青ざめた 枯れ枝ふんで
冬の湿り気
木立さす
....
さてこれは一つの『山月記』論である。
リルケの「若き詩人への手紙」(新潮文庫)の ....
眠りを効かない
薬に託す恥
ふさいでいく瞼
ふさがっていくだけの瞼
....
同じ言葉でも
私が放つ言葉と
あなたが放つ言葉は違う
私が放つ言葉でも
時と ....
恐怖を呼び起こす
疑いをもたらす
誤解に満ちている
手垢が付いている
それが現実と思うこ ....
何かとても疲れているようだった
家に帰れば 違う仕事を探していた
休みの日は面接に向かう ....
野ばらの刺を肉に刺さるを
貧しい故に放置される幼子
被曝の危険を金銭にするを
知覚 ....
煩雑さだけが雨に相応しい
耳の奥で小さく響く拍動
夜は誰のものでもなく訪れ
朝は誰のものでもな ....
夜の星は
雨に溶けて
始発の電車の
窓に降っている
五時七分の
まだ暗い街の
微かな ....
リーダーシップは肩凝りには効かないし
寧ろ肩が凝るのではないかと思うので
シップはシップでも
....
沈黙の夜に雨降りて
火照るからだを晒そうと
愛してるとは口が裂けても
言えませぬ
....
からだのなかを風が吹いている
輪郭をなぞるように音が流れてぽつりと落ちる
がらんどうに響く軽やか ....
おチビちゃん
笑ったほうがかわいいね
と言って
バグパイプを吹きながら
近づいて来たのは
....
嵐が来ると知らずの夜
一目惚れの自惚れは
オドオドとコインランドリーに居た
蒲団が回っている ....
2012年11月7日
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
立冬
北大路京介
俳句
5
12-11-7 23:56
角の家
遙洋
自由詩
3*
12-11-7 23:56
点滴にロマネ・コンティ入れてよ
北大路京介
自由詩
7
12-11-7 23:56
雨男、雨女よ 金環日食を見ようとしないでくれ
〃
自由詩
2
12-11-7 23:55
心の蜉蝣触覚を伸ばす
〃
自由詩
1
12-11-7 23:55
村の鍛冶屋
ドクダミ五十...
自由詩
7*
12-11-7 23:33
捨てる神あれば拾う神あり
ペポパンプ
自由詩
13*
12-11-7 23:06
ちゃんちゃんこ
ぎへいじ
自由詩
10*
12-11-7 22:35
絡まったあやとり。
元親 ミッド
自由詩
7
12-11-7 22:33
午後は秘密
カマキリ
自由詩
2
12-11-7 22:28
筆をとる理由
ドクダミ五十...
自由詩
2*
12-11-7 22:07
『投影』
あおい満月
自由詩
4*
12-11-7 21:09
最前線ふたたび
しもつき七
自由詩
8
12-11-7 21:00
無題
seniri
自由詩
4*
12-11-7 19:06
指揮者は キミ
藤鈴呼
自由詩
2*
12-11-7 19:02
『切断』
あおい満月
自由詩
3*
12-11-7 19:02
わたしはたわし
花形新次
自由詩
3
12-11-7 18:47
シャッタード
和田カマリ
自由詩
1*
12-11-7 18:08
Vaya Con Dias Amigo
HAL
自由詩
4*
12-11-7 18:04
迷子と
柊 蒼衣
自由詩
3
12-11-7 17:35
かわいそう
c
自由詩
0
12-11-7 17:26
消息
そらの珊瑚
自由詩
12
12-11-7 15:32
しもつき七さんがオバさんになっても(HHM開催にあたって)
コーリャ
散文(批評...
19*
12-11-7 14:54
運
吉岡ペペロ
自由詩
5
12-11-7 13:53
冬の花
多紀
自由詩
13*
12-11-7 13:16
【 擬態 — mimicry — 】
泡沫恋歌
自由詩
11*
12-11-7 12:17
光る陰
るるりら
自由詩
18*
12-11-7 9:16
黄色の季節
朧月
自由詩
2
12-11-7 8:34
はずれた音
梅昆布茶
自由詩
16*
12-11-7 6:35
霧雨の声
マーブル
自由詩
2
12-11-7 6:06
痕跡
凱
自由詩
0
12-11-7 5:26
冬の湿り気
すみたに
短歌
0
12-11-7 5:03
リルケから若き中島敦への手紙
〃
散文(批評...
0
12-11-7 4:44
病とは
〃
自由詩
2
12-11-7 4:28
言葉を放つ
灰泥軽茶
自由詩
7*
12-11-7 2:46
それが現実と思うことなかれ
小川麻由美
自由詩
0
12-11-7 2:36
販売員との立ち話
番田
自由詩
3
12-11-7 2:24
誰も知らない
ドクダミ五十...
自由詩
4*
12-11-7 2:15
水の流れ
瀬崎 虎彦
自由詩
0
12-11-7 2:09
さようならブルースマン
うみこ
自由詩
5*
12-11-7 1:34
大統領
花形新次
自由詩
4
12-11-7 1:16
しめやかなるもの
石田とわ
自由詩
2*
12-11-7 1:08
となりのひとり
Mélodi...
自由詩
4
12-11-7 0:46
生きていて、スザナ!
花形新次
自由詩
0
12-11-7 0:42
渦中にて
民次郎
自由詩
2
12-11-7 0:16
45rows, 0.99sec.