立冬の一日分のバイト代


窓をあけて光をあびながら
手をのばして
選んで
引き剥がして
食卓の方向にほう ....
点滴にロマネ・コンティ入れてよ 雨男、雨女よ 金環日食を見ようとしないでくれ 心の蜉蝣触覚を伸ばす 貴重な存在だからこそ

歌にもなる

とんてんかん とんてんかん

侮るなかれ

つ ....
捨てる神あれば
拾う神あり
命を拾われた
一人だったら
死んでいた。

皆よってたかって ....
目が合ったのさ
葉っぱの ちゃんちゃんこを着て
寒いのが来るぞって わいわい ざわざわ言わせな ....
色とりどりの家屋の間から

寒そうに青褪めた電柱が

天に向かって一斉に

我も我もと、 ....

ソファのない部屋にいる

立体をこじ開けて時間を差し込んだ戦車が通る

石蹴りに夢中で影 ....
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この薔薇は

美しいと自分を

認識し ....
針穴に髪を通す
布地にぷすぷすと縫いつける度に
疼きだすわたしの心臓  ....


つれていって戦地、立ち向かわせて敵前、
ここは地という宣告のもと飛び降りようとしている
 ....

秋雨

影は
よると重なる

夜明け
カラスたちの声を信じることから
始めよう
 ....
キラキラの宝石を眺めるために
もう一度だけ クリック

探し物は 見つかったかい

タッチ ....
こんな夢を見た
わたしはぼたぼたと
血を滴らせながら
部屋中を歩き回っている
わたし ....
わたしという名の優しさは
たわしという名の清掃用具にも似て
浴槽という名の容れ物の
水垢と ....
打たれた海岸の松並木のために
時代遅れの絵が集められて
豆粒がウジャウジャしだした
それらは沿 ....
来る日も来る日も嵐のなか
海が凪いた日はわずか数頁

そうかきみの航海はそれほどまでに
吹き ....
肌寒い夜

「此処は何処?」

手を伸ばしてみても闇
目を凝らしてみても闇

ひとり
 ....
穴があいているのはちょうど、あたまとおなかとしきゅうの位置にあたる、わたしはぽっかり穴ばかりあいてい .... 消えた家族のその後は誰も知らない
あのあたりの地主だったという 長男が
次々とこさえた借金を返済 ....

■僕らが17歳だったころ

1971年。17歳の南沙織は「17歳」という、そのまんまやー ....
ぼくにだれかが運を運んでくる

だれかとは

人かも知れないし

鳥かも知れない

 ....



もうすぐ君の好きな

冬が来る




冬が最愛の

季節だなんて ....
玄関の前で鍵を開けようと
ポケットを探っていたら
いきなり足元の落ち葉が舞い上がった
予測して ....
さしだされた 日差しに
両手を広げ 
思い出を 手放す

記憶にない私の産着
世紀 ....
うたってしまえ
と いいきれない現実の

火 消えることなく

いのちのように
燃えるか ....
家にどうしてもチューニングのあわないギターがあって
まあ中古のフェンダーステージキャスターというや ....


あおい呼吸
霧雨のようなあなたの声
か弱く柔に響く
真夜中の
アイロニーパズルピース ....


ついこの前まで



いたんだよね




いつのまにかいなくなって

 ....
 日陰なお
 冷え切っている
 青ざめた 枯れ枝ふんで
 冬の湿り気
 
 木立さす
  ....


 さてこれは一つの『山月記』論である。
 
 リルケの「若き詩人への手紙」(新潮文庫)の ....
  眠りを効かない
  薬に託す恥
 
  ふさいでいく瞼
  ふさがっていくだけの瞼
  ....
同じ言葉でも

私が放つ言葉と

あなたが放つ言葉は違う

私が放つ言葉でも

時と ....
恐怖を呼び起こす
疑いをもたらす
誤解に満ちている
手垢が付いている

それが現実と思うこ ....


何かとても疲れているようだった
家に帰れば 違う仕事を探していた
休みの日は面接に向かう ....
野ばらの刺を肉に刺さるを

貧しい故に放置される幼子

被曝の危険を金銭にするを

知覚 ....
煩雑さだけが雨に相応しい
耳の奥で小さく響く拍動
夜は誰のものでもなく訪れ
朝は誰のものでもな ....
夜の星は
雨に溶けて
始発の電車の
窓に降っている

五時七分の
まだ暗い街の
微かな ....
リーダーシップは肩凝りには効かないし
寧ろ肩が凝るのではないかと思うので
シップはシップでも
 ....



沈黙の夜に雨降りて
火照るからだを晒そうと
愛してるとは口が裂けても
言えませぬ
 ....
からだのなかを風が吹いている
輪郭をなぞるように音が流れてぽつりと落ちる
がらんどうに響く軽やか ....
おチビちゃん
笑ったほうがかわいいね
と言って
バグパイプを吹きながら
近づいて来たのは
 ....
嵐が来ると知らずの夜
一目惚れの自惚れは 
オドオドとコインランドリーに居た
蒲団が回っている ....
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2012年11月7日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
立冬北大路京介俳句512-11-7 23:56
角の家遙洋自由詩3*12-11-7 23:56
点滴にロマネ・コンティ入れてよ北大路京介自由詩712-11-7 23:56
雨男、雨女よ 金環日食を見ようとしないでくれ自由詩212-11-7 23:55
心の蜉蝣触覚を伸ばす自由詩112-11-7 23:55
村の鍛冶屋ドクダミ五十...自由詩7*12-11-7 23:33
捨てる神あれば拾う神ありペポパンプ自由詩13*12-11-7 23:06
ちゃんちゃんこぎへいじ自由詩10*12-11-7 22:35
絡まったあやとり。元親 ミッド自由詩712-11-7 22:33
午後は秘密カマキリ自由詩212-11-7 22:28
筆をとる理由ドクダミ五十...自由詩2*12-11-7 22:07
『投影』あおい満月自由詩4*12-11-7 21:09
最前線ふたたびしもつき七自由詩812-11-7 21:00
無題seniri自由詩4*12-11-7 19:06
指揮者は キミ藤鈴呼自由詩2*12-11-7 19:02
『切断』あおい満月自由詩3*12-11-7 19:02
わたしはたわし花形新次自由詩312-11-7 18:47
シャッタード和田カマリ自由詩1*12-11-7 18:08
Vaya Con Dias AmigoHAL自由詩4*12-11-7 18:04
迷子と柊 蒼衣自由詩312-11-7 17:35
かわいそうc自由詩012-11-7 17:26
消息そらの珊瑚自由詩1212-11-7 15:32
しもつき七さんがオバさんになっても(HHM開催にあたって)コーリャ散文(批評...19*12-11-7 14:54
吉岡ペペロ自由詩512-11-7 13:53
冬の花多紀自由詩13*12-11-7 13:16
【 擬態 — mimicry — 】泡沫恋歌自由詩11*12-11-7 12:17
光る陰るるりら自由詩18*12-11-7 9:16
黄色の季節朧月自由詩212-11-7 8:34
はずれた音梅昆布茶自由詩16*12-11-7 6:35
霧雨の声マーブル自由詩212-11-7 6:06
痕跡自由詩012-11-7 5:26
冬の湿り気すみたに短歌012-11-7 5:03
リルケから若き中島敦への手紙散文(批評...012-11-7 4:44
病とは自由詩212-11-7 4:28
言葉を放つ灰泥軽茶自由詩7*12-11-7 2:46
それが現実と思うことなかれ小川麻由美自由詩012-11-7 2:36
販売員との立ち話番田 自由詩312-11-7 2:24
誰も知らないドクダミ五十...自由詩4*12-11-7 2:15
水の流れ瀬崎 虎彦自由詩012-11-7 2:09
さようならブルースマンうみこ自由詩5*12-11-7 1:34
大統領花形新次自由詩412-11-7 1:16
しめやかなるもの石田とわ自由詩2*12-11-7 1:08
となりのひとりMélodi...自由詩412-11-7 0:46
生きていて、スザナ!花形新次自由詩012-11-7 0:42
渦中にて民次郎自由詩212-11-7 0:16
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