本日も
特に歴史に残るよな
事も出来ずに
日が暮れてゆく
....
犬は犬のジーザスを愛でろ
....
ぶどうの実みたいにていねいにしてね 薄い皮膚のしたは滲んで
ひとりで生きてきたわけではないけれど
あなたがあんまり 自分のことばかり話すものだから
なんだか ....
ためらいを波打ちぎわでうけとめて こぼれる前に飲み干す二人
えりあしに新しい香をしのばせて ....
フォルム
カント・フロイト・エピキュロス
それは遅れてやって来る口唇期
いや十数年を隔て ....
知らぬ間に
今日と明日の境目の
白線を越えていた
部屋にメイプルの香り
焼きたてのパンを ....
雨。
ソープ通いも濡れる街角。
五千円札を大切にね、って、
ずっと前に遊んだソープ嬢に別れ ....
今まで吐いてきた嘘は数知れず
自分を護る為についた何て言い訳に過ぎない。
お前は嘘が ....
どんなにお金が有ろうとも
どんなに貯金が有ろうとも
お金何てシュレッダーにかけて見るも無 ....
理髪店に備え付けられた
平方根の中で眠る犬
その耳に形のようなものがある
店主は ....
寒くなる前に大掃除を済ませましょう
さぁ、{ルビ掃晴娘=サオチンニャン}空を掃いて
スターダ ....
ドラえもんノーサンキュー
どこでもドアはいらない
いつでも一組みポケットに
折りたたみの窓を持 ....
ぼくがいなかった夜と
ぼくがいなくなる夜の間に
とてもきれいな夜がある
素敵に暗く ....
今千年の眠りから
獣達が蘇る。
古から伝わる太鼓の音
焚き木の光
僕達にも生きる権利があ ....
外の芝生で
ダンボール片手に
滑って転んで
でんぐり返し
楽しいぞ!
嬉しいぞ!
カ ....
可愛くタンツェン
小さなお嬢さんも
小柄なお婆さんも
愉快にタンツェン
早く、そして
....
讃美歌をうたわんとして妻見ればニッコリ笑っていましたっけ
気分良く目覚めると
家は見慣れない感じで
人声が隙間を隔てた向こう側に聞こえ
その隙間を抜けて ....
そんなにも歩き疲れたのならばお前は夕暮れの街角に屹立して空を見上げ落涙してないで一刻も早くタクシーを ....
田舎の町でイベントを打った
告知を全然やらなかった
お客はひとりも来なかった
鰻料理屋の座敷を ....
どこで見られていたんだろうか(笑)
自分のこと言われてるみたいでした(爆)
なるほど私のことです ....
どこからともなく
やってくる 小
鳥 たち
微睡む 夢 ....
けばけばしい色いろを携えて
雨が降ってきた
潤んだ瞳に入り込んで
世界は泡になる
足元に ....
夜の路地裏に
立っている君
薄明かりの下
メンソールをくゆらせ
男どもに
色目を使 ....
親分が死んだ
翌日は
空がどんよりしずみこんでいて
さかんに落ちる公園の黄 ....
汗ばんだシャツを背負い
夕暮れを歩く
橙色の入道雲が
薄闇に沈みかけた蒼い空に黄昏ている
....
じぶんをたもつために
だれかをひつようとする
そしてこわす
なにもかも
そのくるしさ ....
明日食えなくなれば
君、きみは白く
きちがいになればいい
記憶の在処を忘れた痴呆老人の ....
掌に海がある
水平線のむこうから
海賊船がやってくる
わたしから大切な記憶を盗み
....
秋の高い空
少女が
羊占いをしている
すき、きらい
すき、きらい
一頭ずつ ....
絶望的だと、貴方はよく口にする
でも、それはあなたが持って来た結果でしょ?
それに巻き込 ....
ブラックバスをルアーで釣るのは、初心者にとっては難しいことだと思う。
ミミズなどではなくルアーを使 ....
私は死体だ
今日も明日の世界を 私の
私は私の地獄の奥底で歩かさせられた
未来に私の ....
この間、読んだ本で、僕は君と、前世かなんかで、一緒に居たんだと。
書いてあった。
そんな ....
明滅する夜空に太陽のような火が昇った
もはや目が見えないと慌てて走リ去る群集
蛍光の月に半透明の ....
身がはぜて
遠き目を射る
担いだ欲望に
果てないムラを押し付け
片端から
倒錯を誘う
状 ....
後ろから
脳を一撃された
と同時に
ウィルスも
身に入る
悪寒がはしり
発熱する ....
わたしへん
ものに執着しても
ちっともものと思っていないんです
はだかにしてとうめいにして
....
ひび割れたガラスの靴はワルツに軋む音を舞う
滲んだ痛みと引き換えに
たった一度 言葉を交わし ....
40rows, 1sec.