僕は君という詩が好きだけど
僕は君の望んだ詩になれずに
やがて別れの季節は、訪れる。
....
このクズって自分をののしって
人に言われる前にダメージ受ける
そんなんで防御になってないよ
あ ....
小さな風邪をひいたらしくて
けだるくてひだるい
心臓と頭が酩酊メトロノーム
イ単調が異端を打っ ....
フェンスの向こうで笑ってる
あの人が好きだった
とても高い所でも見てるような
....
枕の下は断崖
愉しもう
どうせ夢なんだし
私の周りには
赤と橙と黒がある
黒が苦手だったけど
黒は削ると白かった
橙が好きだっ ....
えんぴつを握る
頭の中の細胞が
一点に集中して
真っ白の世界に
足跡を残していく
....
わたしたちの手が
結びついて
新たな命に触れた
あたたかい
しあわせ
この手が
この手をとったことが
しあわせの
はじまりでした
＜風の記憶＞
真夜中過ぎの嵐
窓辺で震えながら聞く荒れ狂う風の声
轟々という叫び
揺 ....
「ゴミ捨て頼んだよ。」
そう言い残し、君は着ぐるみを着て出て行った。
かわいいクマの ....
遠い過去への手紙
もう読む事もない
悲しくも
霧雨に霞む道は
落ち葉で満たされて
凍えた指 ....
０９１２１４
ガクダン入りの
げんばくあら ....
ほろほろと涙の零れ落ちる瞼に口づけをして、
貴女の苦しみまで、吸い取ってし ....
なんにもこわくないなんて
僕は嘘をついた
こわいものだらけなんだよ
だれかたすけて
なん ....
赤いマントを身につけてつとめゆくいつもの妻との７時半
リストの曲静かに響く今朝の部屋姉妹の ....
クリスマスの精霊
セイント・ニコラスへ、
へいぼんな親の
どこにでもある
ありふ ....
春に分別のない私は
たいせつなものを うしなったそうです
分別のない私はそのことが
自分で ....
宇宙空間では
衝撃波や宇宙線や太陽風なんかは
常在菌のようなものなので
星間ガスでも星でも ....
地球は宇宙にもうひとつ
見えない月を持っていて
カラーでいうなら緑のクォーク
日ごと夜ごとに呼 ....
あ、あれえ？？？
所謂ニートの定義を見ると
しっかり当てはまっている
いつのまに、こんなことに ....
誰でもない食べ物に
口づけるわけでもなく 風として
思いを釘指されてきたのだ 渦巻く
ぼくはあ ....
ぼくは十代の頃に少し詩を書いていたのですが、それは数年で終わり、その後は十数年間詩作から遠ざかってい ....
たとえどんなに今この瞬間が
僕たちの心をとらえて離さないのだとしても
この次の瞬間には
僕たち ....
霜月の末
義母が逝きました
筋肉が次第に衰えていく病で
手足も口も思うにまかせないままの死でし ....
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