壊れやすいガラス細工を持つように、時間を持つ。
時間はゆっくりと流れて、下流へ、
そんな23時の ....
 何度目かのこの気持ちを抱えたまま
 金木犀の咽るような香りに悩まされ
 ひとつに手を伸ばし 触 ....
雨の中で開かない傘の重さを
忘れられず捨てられもせず

晴れの日には大きく腕を振って
あても ....
幸い
私たち一人ぶんの空洞と
それを支える立派な外骨

喩えれば愛らしく可愛い舌の在るべきに ....
これはあなたの建てた家
あなたの建てた家に寝かされた私

狭い部屋でも壁が遠くて
手を伸ばし ....
手のひらのかんじょうが
あなたには みせない
あたしをつくってるみたいで

うその はじまり ....





その唇を貪って

爛れた瞳には牙を。


爪を立てれば腐った皮膚は剥が ....
幸せってなんだろう
改めて考えてみた
欲しい物が手に入る
好きな人と結ばれる
お金持ちになる ....
縁のしんだ友人と
埃くさい小屋で
昔の明細書のはみ出た戸棚の脇で
固まって静か

縁のしん ....
その摩訶不思議な調べは、
けして妖魔を封じる術の音などではない
草木も眠る丑三の刻にひびく――
 ....
好きなのに
あなたに
言えなくて
愛しているのに
あなたに
言えなくて

はじめて
 ....
至って健全なバイタルサインを見逃してからというもの
酸に塗れた空気に触れる度
気真面目さが仇とな ....
ビール病の正式名称は
発泡性麦酒なんたらかんたらとやたら
長ったらしい名前であるため
誰もがこ ....
出張さきの宴席で地元の方々が
茶わん蒸しの唄をやってくれた

いつもそれを覚えようとするのだが ....
君と同じように
あたため合ってるひとがいます
そのひとのことも君のことも大好きです
これからも ....
誰も居ない街の

小さな家の壊れて音がでなくなった

ピアノの前に腰掛け

ふうっと大き ....

ちょっとプラス1だけ
優しくなれたらいいのに
小数点以下は歯切れが悪いので
やめたいです
 ....

全自動洗濯機に投げ込んだ
ぐちゃぐちゃにしちまえ 僕の作文

ポケットに入れっぱなしのキャ ....


ブランコに乗って 今度こそはと 宙を舞うの


宙舞って 行きつく先が あなたじゃなく ....


今日は嫌だけど明日なら会いたい


そういうこともあるの


嫌いなわけじゃない ....
私は目を閉じる
下瞼のほうへ意識を集中させる
まるで世界を下へ押しやりたいみたいに
あえいでも ....
「しーっ」
声をひそめた
二人の小さな世界は
好奇心とドキドキで
光を放つ

幼い横顔の ....


すこしずつアスファルトを
黒く塗りつぶしてゆく雨に
みとれているうちに
めちゃくちゃに ....
歩行する足と足の間に光は群れて


喉仏に蝶を飼う人


コツコツ ブーツの足音 世界が ....
  夜、汽笛の音が
  遠くから伸びてきて
  それが合図だった



  (ぼう ぼう ....
いつから芋焼酎飲むようなったんかなあ
(あたしはどきっとした)

おまえにもうたんやっけ
( ....

スーパーの花屋にひときわ目立つむらさきアスター求めけり

今朝もまたいつものごとく出でてゆく ....
ゆうがた 河川敷でキャッチボールをする
おじさんとの日課だった
しばしば深い草むらにボールを見失 ....
 女の暮らしは、毎日打ち寄せてくる波のように、変わる事がなかった。
 狭い島の単調な暮らしに飽きそ ....
場所はないのだろう
誰のいう言葉もない 帰る ここは
戦場だけ そのようだ

積み上げられた ....
汚れることができなくて
白いムクドリないたとき
歌と涙がきょうだいで
母はこころと知りました
 ....
 誰かに呼ばれた気がして
 振り向くと
 イチョウの木が灰色に
 ざわめいている
 その名前 ....
人に愛される事
人に誉められる事
人の役に立つ事
人に必要とされる事

全てを兼ね備えてい ....
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2009年10月16日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オリオン座モチヅキゼロ自由詩109-10-16 23:55
金木犀湖月自由詩109-10-16 23:14
古月自由詩509-10-16 22:53
教育自由詩309-10-16 22:27
ジャックテシノ自由詩2*09-10-16 22:01
まほうユメミ リル自由詩209-10-16 21:45
柘榴の供宴。aokage自由詩1*09-10-16 21:12
幸せってさ加羅自由詩1*09-10-16 20:49
縁のしんだ友人としだ  よう自由詩2*09-10-16 20:14
チャルメラ ☆atsuch...自由詩14*09-10-16 19:31
好きなのにそよ風さん自由詩3*09-10-16 19:17
「ユーモラスに憂う、抗酸化シリアスという名の浄罪を飲み込んで」Leaf自由詩2*09-10-16 18:59
ビール病ふくだわらま...自由詩109-10-16 17:40
茶わん蒸しの唄吉岡ペペロ自由詩909-10-16 14:58
マザー教サトミカ自由詩309-10-16 14:40
時を見つめていたピアノこめ自由詩1409-10-16 14:35
プラス1乱太郎自由詩9*09-10-16 14:14
ポケットに入れて叩くと二個の飴黒乃 桜自由詩209-10-16 13:52
ブランコゆきちゃん。自由詩509-10-16 12:23
明日会いたい。自由詩309-10-16 11:59
世界は下瞼に押しやって朧月自由詩609-10-16 10:55
ひみつきちミツバチ自由詩7*09-10-16 10:23
恋雨一条 はるな自由詩209-10-16 10:02
雑詠6句アハウ俳句609-10-16 9:59
夜汽車草野春心自由詩309-10-16 9:32
彼には家庭があったんや吉岡ペペロ自由詩609-10-16 8:23
生田 稔短歌209-10-16 7:57
オーロラyo-yo自由詩6*09-10-16 6:31
「あざらしの島」(2/3)月乃助散文(批評...4*09-10-16 2:36
林の、ベトナムで番田 自由詩1*09-10-16 1:59
ここのは青の詩人自由詩409-10-16 1:10
伊那 果自由詩209-10-16 0:05
人並みの幸せペポパンプ自由詩4*09-10-16 0:00

加筆訂正:
働き蟻/ペポパンプ[00:09]
誤字修正あり
33rows, 1.08sec.