生意気な人間が
酒を飲みながら私をみている
私は場末のストリッパーか
足元は腐 ....
くちばしで穴をあけ幹に棲みます私そのように君に棲みます
熱病に抗えぬまま君に手をのばす ....
夕暮れの橙色が鮮やかで
何故か心に迫るものがある
一つの詩に感動をプレゼントされたのだけ ....
カラシニコフを提げた土気色の顔と服
委ねられた/から、死に、乞ふ。
知らないはずはないけどい ....
闘いは、もう、既に、君が、あの日の、麻酔を、かけられた、時から
始まっていた。
目が閉じそうよ。
油断したら眠っちゃう。
お嬢さま、おねむですか?
ええ。
....
心臓が
十字架にさらされ
ぱたぱた
してた
かぜにふかれ
ぼくらは
それをみて
....
湖の中を泳ぐ
水面から顔を出す
岸に腕をのばし
力を強く込め
二本の腕の力だけで
ずる ....
一夜明け 世界彩る 雪化粧
一夜明け 真っ白雪に 包まれて
ちらちらと 初雪招く 冬将軍
雪道 ....
ダム
ダムダム
ダムの底
いろんなものが
死んでいました
ダム
ダムダム
ダム ....
本当のワタシ
が 誰なのか
分からない
自分探しの旅?人を
演じる
ワタシの中の私
誰も ....
花 微笑んだら 鳥
鳥 さざめいて 風
風 透き通って 月
月 打ち明けず 花
花 ....
この両腕で抱き締めてきたもの
大事に大事に持ってきたもの
気がつけばみな鳩に変わって
飛び立っ ....
辿り着いたら夢の島、なんて都合の良い話ばかりはお目に掛かれない。
ホープ/
最近奴はひどく機 ....
うつらとする瞼の外で
父が
少し待っていなさい、と
後部座席のドアを
勢い良く閉 ....
朽ち果てた 材木を握りしめ
今日も 何処へ行く
誰を殴りたいのか
何を潰したいのか
....
のんびりまったり
くちゃらはぴはぴ
ビンがどんぶらこ
押しては引く波風
鞭打ち働く毎日を ....
奏できれぬ想い率いて
果てしなき泉を探りにゆこうか
枯れかけぬうちに まだ途切れぬうちに
....
過日、ヨーロッパを旅したこと、おそらく二度と行かれないだらうと、思いをめぐらすことしきり
....
油売りの中年がヒツジの夢を夢みる時、
若づくりのバータリアンヌは商品を求めて四角を徘徊する ....
また春の風が
額を過ぎた
ふっと
潮の匂いがした
ような気がする
{引用=なつかし ....
このへんまで来ればわたしなんかはけっこうお金も貯まっているし仲間も増えていて、多少嫌なことがあった ....
一羽の烏が鳴くとき
流れは悪く
不安は募る
不安を飲み込み
笑い声を上げた
体に沁みる肉体労働の汗は
博打の誘惑と駆け引きの間
副業とさえ感じる勝利の味
忘れ ....
もし、空が白くて
もし、雲が青かったら
ぼくは夢を見なかっただろう
もし、土が緑で
....
夢を見た
あなたはひどく優しい笑顔で笑ってた
明け方の月のような美しさで
....
すなおになってしまいなさいよ、と
いうような事を
あなたは喋り続けているのだけれど
....
両手で女の肉を喰らう
目や耳や鼻でそれを啜る
女という木々の懐で
体温だけをよりど ....
しあわせな手のつなぎ方をして
やさしいセックスをしていましたら、
ベイビーが生まれてきました
....
点から点へ
つないだ線が
赤い糸であれば
それは恋糸
思い、思って
思い焦がれた
....
遊歩道 風化の隅にももいろの雨が逝く午後 そっと手つなぐ
触れられるそ ....
紅玉のホオズキが沈むと
空は青玉のあたりにまで透き通ります
蓮花色のパパラチアも散りばめられてい ....
手をつなぐと
僕らはまた
別な生きものになっていた
それは家族だったり
友情 ....
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