こどもの頃
お正月とお盆になると
母の実家に行った
山々にかこまれた盆地に
田んぼが海 ....
しゃりしゃり
ふわふわ
さくさく
かりかり
ちゅるんちゅるん
夜を噛めばいろん ....
寝不足で眠すぎる
爽やかな朝
目を開けるのもダルくて
目を軽く閉じたまま
駅まで歩く
....
なきがらにそえる花を探しつづけて
旅人は死んだ
私は旅人を摘んでなきがらにそえると
花を探しに ....
泡ふえて瓜うれて今晩はかなわんや
水にしむオルクァットおり畳みの夜に
台所でろっぺん寝具ではっぺ ....
色彩は
とても美しく
あったのでした
あどけない空を
飛行機雲がすうっとたち
あお ....
十月の林檎畑は小春日和
はしごの上に立って
林檎の葉をとり
少し位置をずらして
枝の下の黄緑 ....
ゴロリと 目を覚ます
小さなネズミ 倒れてる
口から 真赤な血を 流し
ネズミが バッタリ 倒 ....
延々回帰線をなぞって
大丈夫なのに、のどが咬めない
知らないの そう聞こえる、
逃げてきたセク ....
君
テーブルの上に
飲みかけのアールグレー
やりかけのジグソーパズル
僕
ソファー ....
急いでいました
ぶつかった人へ謝る暇も惜しんで
急いで得した時間を
その場で切り崩すこと ....
だれかを見ている
だれかに見られている
そういう感覚
あるいは
だれも見ていない ....
熱が下がった朝
起き上がるとまだ
少しだけ喉が痛い
でも、気にならないくらい
だから
顔を ....
窓ガラスの向こう側 流れる水滴 指でなぞって
描いたのはオリオン座
寒空の下の記憶
どうし ....
電車娘がやってきた
今日も朝から大股歩き
黄色い線は彼女の勇気
白い破線は彼女の正義
派手 ....
障子に陽がうすら射すと
はらはらと
失われた記憶が降って来る
わたしを見つめる瞳がある
胸の ....
緑色のゼリーに片足を沈めたまま
動かなくなった冬の初め
夏が好きなんだって皆知ってたのに
....
{引用=
朝
ゼロはわたしたち ....
生きている
というのは
そう、
ぼくじゃなく
他人だ。
それは人じゃなく、
空か ....
わらっていた
こどもたちは
もう鉄塔から降りた
....
雨の降る日は
日付のかわるころまで
うしろを向いて
引き算をかさねる
ふるえる ....
詩こころと自我は関係あるのかないのかといったことが先頃、山田せばすちゃんさんとの話にのぼり、スレッド ....
投げいそいだ十月
アウトローなうちの会社
痛々しいほど楽しく終わって
ひんやりと電 ....
チョコレート同盟企画、連詩
星月冬灯&三奈
春
舞う桜の花びらよ
この想 ....
何事にも まず受け止める心を
遮ろうとする 弱い心を取り払う勇気
根にもたない ....
また朝が来るねえ
思えば昨日も今日もムダに過ごして来ちゃったかも
でもまた朝が来たねえ
こ ....
待ってる
ということは
生きてる
ということだから
待ってくれなかった
そのひとは
....
型が良い
生きが良い
新鮮な奴を
タタキにする愚か者
一刺し一刺し
....
† ファルシオン 時を越え 今僕の手に 青の刃で 勝利を見せて
☆☆ マルス ☆☆
....
胸を揉んでは中腹に滑っていき窪みに座って落ち着いた
すこしばかり汗が湿りにこすれたような塩たちの盆 ....
藤井貞和『自由詩学』にこんな一節があります。
「思いようによっては、さびしいことかもしれない ....
突き抜けるというのは
一人で
ここではない場所へ
旅立ってしまうことだ
と思っていたけれど
....
あの川はね
ところてんで できているのよ
その机はね
はんぺんで ....
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