うららか春の陽 野原を
転がって
やって来て 会いに来て
あい ....
押入れ整理中
たまたま 小さい頃の写真見つけて
片付けほっぽいて見始めた
あなたとの写真が ....
ぼくに少しだけ
愛をください
ほんの少しだけ
愛をください
多すぎる愛は
ぼくを殺してしまうか ....
本当なら君といたい一緒に
煎餅布団の中で
君の背中の後ろ
勝手に約束してる
今度生まれた ....
だづづだづどぅだ
づだだだだどぅだ
無茶苦茶もできる
書き出しはもう
書き出しと呼ぶ ....
自分の街の空の向こう
自分の目では見えないけれど
青い空がつながっているのだから
きっと青い空 ....
最近どうもこころの具合が悪いので
独協医科大学越谷病院で診てもらったら
末期症状の悪性腫瘍だと診 ....
午後に吠え夜に己れの洞に哭く肉の{ルビ葛=かずら}に囚われし我
消 ....
きすしてほしい
きみのきらいな
こんにゃくも
しらたきも
なまたまごも
なまざかなも
は ....
あと もう少しで、この街が起きる頃
私の部屋では 時計の針と雨音が
憂鬱と静寂という色で染めあげ ....
誰にも知られないように
飲み込んだ
ここはいいとこ
花筏
漂い
母の包丁の音で目が覚め ....
もしも、もしもおじいさんが現れて
「あの頃」に連れて行ってくれるというなら。
僕は一緒に行くのだ ....
僕はわがままな天邪鬼
どうしようもなく
寂しくなって
誰かのぬくもりがほしくなる
で ....
就職支援センター
と云うところに
毎月行っている
無職だからである
就職支援センターは
....
言いたい事は特にない
だから
話す内容も特にない
だけど
なんとなく居たい
傍で一緒に
....
思い返せば、一年まえは布団の中が自分の居場所だったように思う。あるいは漫画喫茶か。心を漂う不安はきっ ....
重ねるのは 君の影と思い出と
走馬灯がくるくる回る
月明かりにくるくる回る
僕はカ ....
止まれと言われても
蜜柑色の空が
呼んでるからね
右から左から
甲高い機械音
ああもう
うる ....
そういう意味で買ったんじゃない
そんなこと考えて選んだんじゃない
Mって刺繍の
帽子
....
正直な話、私は、もう、どこかから活字の詩集を出したり、詩の賞を狙ったり、ということをやる気がなくなっ ....
当時家はとても貧しかった。
父は私が産まれてすぐ他界した…
女手ひとつ‥母は地獄を観た。
....
12月25日の灯火を持って
私は再び屋外に出た。
北風、南風、西風、東風。
自由きままに吹く風 ....
街路樹の下を黙りこくって歩く
憂いのある者や、行く当ても無い者達。
もし彼らの言うとおりの 光 ....
昔、横堀さんというおじいさんとお話しするのが好きだった。横堀さんは南極にいったことがあるみたいで、 ....
ひとつひとくび人の首。
ふたつふたくび誰の首。
みっつみにくく皆の首。
....
付き合ってたって?
同窓会の席で唐突にきかれた
は? 誰と?
と 聞き返すと
詩 ....
発掘した漫画おもしろ過ぎて続きを探して掃除続かず。
「あそ ....
届けられた手紙には
何と記されていたのだろう
やわらかく細い筆で
控えめに書かれた宛名が
真 ....
リリーの胸の鈴の音が聴こえてきたら、
それを合図に
背骨を軋ませる恨みも
誰とも話せな ....
又 水銀を 飲む
銅の 流れ星は
悲哀ではない
強くなれ
偽善的な 台詞に
銅の 感謝
....
正月を飾ること
それは時を飾ること
できるだけ綺麗に
できるだけ美しく
飾ってあげたい
....
朝、
雪が降っている
まっしろな空を見上げると
うそが
落ちてきたよ
つむじの風といっしょ ....
ジョニーは青春したかった
青春てなんだ
俺に聞くなジョニー
今ごろ青春映画なんかに凝って
....
心の中の思い出の箱
消したい記憶も
留めておきたい記憶も
今ま ....
仕事納めの年末に
1月から他部署に移動するAさんと
老人ホームの風呂場を{ルビ掃除=そうじ} ....
ナンセンスな民放テレビの娯楽番組に操られ
傾きかけた「時」のなかを
薄っ ....
息止めてトランペットを組み立てる
菜を並べるまっすぐ雨になるように
遠くのビルを飛び降り ....
わたしは今日はねむるよ。
いろいろな人に会えた。
笑いあえた。
なつかしい場所で、ゆったり ....
どうすればねむれるんだ
(きみの顔をみずに)
どうすればおちつけるんだ
(きみの息がきこえ ....
冷たい 雨粒が
ぽつり ぱたり
雪 に変わる
ほんの少し手前
凍った 雲 に
映える 街 ....
ねえ、わたし
今日も世界はキレイだよ
ねえ、わたし
顔を上げてよ
ねえ、わたし
だ ....
ないよ、
とくにない
まったくない
と、いう事もないが
餓えもせず、
とりあえずは寝床 ....
みずへらしのお仕事は
毎日毎日水を減らすこと
とにかくいろんなところを回りながら
どんな ....
静かに夜は明けて
眩しい光が辺りを照らす
その単調な繰り返しを繰り返す
嫌になっても ....
12月30日。
今年一年を振り返る。
毎年、繰り返される頭脳の働きおさめだ。
もちろん ....
とても恥ずかしいことなのだけれど
最新機種に慣れない私です
メールボックスの
「なかよし機 ....
やりたかったことが
やってみると
以外に
なんだかつまらなかったり
ほかに
別な気がか ....
あなたがその手の中に包んでいる
小さな小さな光が
私に大きな勇気をくれたから
ありがとうを伝え ....
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