2006.12.28
緑茶塵

思い返せば、一年まえは布団の中が自分の居場所だったように思う。あるいは漫画喫茶か。心を漂う不安はきっと許容量の限界をすでに越えていて、何かを切り捨てる事で自分の世界を守っていたのだと思う。
いま心の殻はかすかに破れた。それは詩を書く事だったり、人とメアドを交換する事だったり。
珈琲を飲み、ラジオを聞き、良い景色を眺める。そして携帯を使ってこれを書いている。布団の中の自分を思うと、胸の奥が悲しいのは何故だろう。
もう自分はあまり変わっていかないのだと思う。
来年の今日まで、自分が自分のまま過ごしていれば、あるいはもう少しだけ変わっているのか。できる事ならそうでありたいと願っている。
2006 12 28 某タワー屋上の景色を眺めながら


未詩・独白 2006.12.28 Copyright 緑茶塵 2006-12-30 18:28:45
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