私が君に会い
君を知り ....
機能が完全に停止した僕の体はすでに
冷たい鉄クズでしかなかった
暖かい物を抱え込んで ....
そこは、きらめく水筋と、 ....
一人身になりたる寂しさは、 ....
自らの手で
自らの力で
世界を知り得る
そんな 僕 は 果報者?
そんな 僕 は 不幸せ?
....
よしわかった そこまでだ
おまえの駄々イズムは
耳に悪魔の魚が棲んじまった
よがり狂う懐疑 ....
白い夢をみる雨の朝
石畳は濡れそぼって君の靴音を響かせる
風もないのに遠く
赤いアン ....
あなたと私は
一枚の地図
無数の道路が
ふたりをつなぐ
だけど
たとえば行き止まり ....
なんか苦しくて なんか辛くて
理由は分からないけど 今にも泣きそう
だけどひとりで泣く勇 ....
ようやく晴れた青空に
風船がひとつふたつ みっつ
きっと誰かの夢にちがいない
あそこの空か ....
ぽち、おすわり
ぽち、おて
ぽち、おまわり
ぽち ぽち
ぽち、おかね
ぽち、ぱしり ....
あなたの理想は
わたしの苦痛
あなたはそれを判ろうとはしない
(寝化粧なんて誰がする
腰に手 ....
にっちもさっちもって
そろばん用語だったんだなあ
知らなかった
こころは動いてるさ
だけ ....
鳴り踊る携帯電話
くるくると巻かれたエクステ
ゴミとなった教科書
勉強? してない
将来 ....
人生とは大きな{ルビ河=うみ}
若い時は船を造る事が出来たが
歳を重ねるとその技量だけが ....
もうすぐ3かげつになるぼくのいもうと「ヒカリ」は
ぼくのひとさしゆびをぎゅっとにぎりながらねむ ....
僕ら今死ぬとして何を思うだろう。
漠然と吸っていた息が止まり。悠久に擬した道が蜃 ....
敵をもたぬ者は まずしい
誰よりも わたしのことを
かんがえてくれる あなたのことを
何よりも ....
この辺で降ろしてください今日からはハチマキ締めたり卵を茹でたり
雷鳴とドライアイスと汽 ....
絶対変わらない。
それがあなたの口癖
私への想い
あなたは真剣な眼差しでわ ....
死ぬことで
何かを残そうとする人は
とても とても
寂しい人
残される人の心をを知らない ....
斜陽。窓が次第に夕暮れになっていく
このところの自室の空気は 白いカーテンを覆っていて 収納棚の ....
嗚呼
聴こえますか?
わたしの想いが
強い音を立てて
貴方に
気付いて ....
なんて朝だ
頭が取れて落ちそうだ
二日酔いの後じゃ
はら ....
戦争を知らない。
ぼくらは戦争を知らない、と、いいえるのだろうか?
「イラク」とか「サマワ」と ....
雑踏が、病死した町に流れる。空想上の子供が、まるで、のた打ち回ったような、町の静けさとあいまって、生 ....
押入に夕闇はつと隠れてる
「もういいかい」と「まあだだよ」とで
庭先にブランコだ ....
おひょろ
こわいねえ、
こわいよう、
にんげんよりこわいの。
そりゃ、おひょろだぜ、 ....
頻繁にこうなんです。
おいら会社の3等兵
吊るしのスーツで地獄を進め
命はとっくに天に預けた
靴は蒸れ上げ水 ....
君の街に雪が降ったとニュースで聞いた
君はどうしているだろう
僕の街にはまだ雪の便りはないけど
....
煙草の煙柔らかい朝
煙草拾ってうれしい
煙草高くなった腹の立つ
スーパー安売りでうれしい ....
1
寒さが沸騰する河岸に、沿って、あなたの病棟は佇む。
粉々に砕けた硝子で、 ....
浜に打ち上げられたクジラは
良く見えなくて
そこだけ先に行けなくて
みんなよけて行く
サ ....
蒼い空に貼り付いている木の葉と
舞い散るとりどりの色を眺めていると
あの時の涙の味をほろ苦く ....
俺の神経を逆撫でするな
誘ってるのか
そんな薄い服着て
ブラジャーが見えてるぜ
揉んでやろう ....
踏み切りを
越えて
交差点を
左に曲がれば
君の家のはずだった
しばらく来な ....
僕はまるで夜光虫、夜になったら動き出す
決して飛べなくなった夜光虫
羽は折れ ....
私たちはふだん
地球の反対に住んでいるので
会うには 大陸や 時間や お金や
....
秋の終わりを告げる、
冷たい雨。
冬の時間、とばかりに、
白い息。
....
あなたの電話に繋いだら
あなたが出る
そんな当たり前のことを
確かめたいと思った夜 ....
格好が良いと人に好かれるが
女はメイクとファッションとヘアースタイル
男はフ ....
チャーチ、鳥籠の 中、の
少年 と、少女 歌声は
夢、の 通奏貞音 失われた
地上の、安 ....
場所はあってるかな?
時間はあってるかな?
途中で事故にあってたりしないかな?
そんな事を不安に思 ....
黒犬が冬連れて来る稲光
落武者とロボット深夜感電死
君緩めるなかれスピード!スピ ....
石と罵声が飛び交うなか
彼女はそっとギロチン台へと足をかける
嵐のような時代を駆け抜け
今は不 ....
忘れさられた涙は
どこに流れていくのだろう
きっと大海原まで降りて行き
太陽の日 ....
声に出して言えば
欲しいとか 欲しいとか
そんなんばっかりになってしまうから
どうしたって
....
今日は丸い椅子には
座りたくなかった
道を失いそうなときには
肘掛けはついてなくて
それ ....
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