夜道ゆく君と私の歩幅から平均時速を出したスピード
あの公園おばけが出るよと脅かしてあと100m ....
いまだ、私はメンチカツ
所詮、空は飛べない
ただ、もう一度雲に乗ってみたかった
あの頃を思 ....
醜いものを見てしまったので
わたしも醜くなるところだった
気がついてよかった
間違っていな ....
仮想遊園地へ行った
こっちこっち
手を引かれるまま
仮想の列にならび
きゃあきゃあ歓声をあげ ....
一つ信じたら
一つ青い花が咲きます
しばらく想いをめぐらすと
こんぺいとうのようなその花は ....
突然 その蝿に
死の機会が与えられた
蝿が期待していたより
時のひとかけらほど早く ....
「涙を流す分だけ幸せになれる」
それは誰かのことば
ねぇ、それじゃぁ・・・
....
虹の彫刻に
あこがれて 雲を
きざんでいるが
美はいつだって ぼくらを
さげすむ
いかないでって
最後に言ったのはいつだったろう
訳もなく
手をはなしたくなかったのは
....
洗面台の鏡を傾けたら
小さい流木がころげおちた
どうやら 渦巻くのは小さい海
どこか角度の違う ....
きっとキミは知らない。
私がキミのことを心配してること、を。
どれだけ、キミのことを想っ ....
並木道に陽が射して
黒と緑の横断歩道
緑ばかりを選んでいたら
まぶしくて
....
手で、ずれた眼鏡をあげる、八月の、水をふくむ、曇り空。閉鎖された父の勤務先、N社の自動車工場の脇を通 ....
バスの窓から見てる
ハーフミラーのビルには
モザイクの空・・・
西の外れには
....
一昔前の愛の歌を聴きながら
歌詞を追っていた
たとえこれが、私のために歌われたものでないにし ....
ぞくぞくするものだから
風邪をひいたように思ったのだけれど
なんだ
背中に離婚届が貼り付いてい ....
わたしが毎晩家にいると
友達がみんなバカにする
約束も無いのに男を待っているなんて
負けてる証 ....
一度だけでいいのと
貴方に抱いてもらう事は
簡単なように思えて
とても難しい
遠く遠くにいる ....
あ
もしもしオレや
おいオマエ今どこにおるねん
またアメ村あたりを
酔っ払ってフラフラんなっ ....
切り捨てて笑って、何が穏健だ
立ち尽くしさじ投げ、何が政策だ
偽って嘲笑、何が努力だ
ぼくなあ、
甘い酸っぱい苦い臭い鼻のまがる液体を
朝昼晩夜朝昼晩夜三六五日毎日毎日飲み込んで
....
「まいやふ〜って曲があるじゃない? 」
「まいやひ〜だろ」
「違うのよ、まいやふ〜まいやひ〜まい ....
わたしたち砂にまみれた膝をいとおしむ
わたしたち砂にまみれた膝をいとおしむ
わたしたち砂にまみれ ....
雨のなかの長い影から
無数の別れの手が振られる
雨のなかの長い鏡が
雨を映して立ち ....
わたしにゆるされることは手をかさねること
六月の墓地でしゃがみこんで草笛を吹くと
わたしの手はや ....
九龍城
住む 住む 憧れ 住む
生きる事に 関し
私達は 棺の中に
住まわなくてはならな ....
目が覚めたら旦那さんが二人いて二人は友達でとても仲が良い。この世では女が一人に旦那が二人、それは当た ....
一歩一歩沈む
沈む
さ迷う森のあなたに
黒く湿った土が香り
白日夢の欠けた月が
まあるく青 ....
朝が来ない
出せもしない手紙の 長い夜
想うのは君のことばかりだった
遠回 ....
しがらみが
やさしくて痛い
振り切ってしまえばいいのに
そうできる青さが欲しい
飛び ....
待ち合わせに遅れそうな時
メールひとつで済ませてしまう
嘘っぱちの言い訳も
おたがいの顔が見え ....
帰る場所が欲しいわけではない
安心する場所が欲しいだけなのに
その場所はいくら探しても見つからな ....
人はどうして1人ではいきられないのだろうか。
人はどうして、他人を求めているのに人を怖がるのか。
....
{引用=光に向かい その光で自分たちの闇を照らす
私たちの音楽だ すべては私たちの音楽だ
....
ひとしずく
ほほの目方をふやしてく
ひとしずく
夕陽は目方をへらしてく
ぼくらは肯いた
....
つんと鼻を刺激する
空気の冷たさに驚いた朝
慌てて出したコートには
お気に入りのマフラーが ....
ことばは
すべて
呪文
だから
口から
音になって
発せられると ....
快楽の先に宿りしこの{ルビ種=いのち}背徳散らすマリア横顔
今君が日々重さ増し腹を蹴るこの不思 ....
ここに書き込むのは初めてです、フユナですコンバンハ。
「消えてしまいたい」というこの題名に惹かれた ....
風が吹いてきたから
泣けてきたわけではないけれど
夕方になって日が沈みきって青っぽい夜が来て
....
君のためにつけた傷
左手首の内側
ふざけてつけたかわいいハート
隠れてしまう季節
僕のせ ....
つつむ
こころを
その手で
そっと
つつむ
いのりを
ひとり
その ....
彩りの木の葉 落ちて行く 季節の空 指の先に飛ぶ鳥 目で追って 木漏れ日は胸の奥 小さく 華 ほころ ....
想像してごらん暇な一日を
何もすることがないことに
自由を感じるのだろうか
想像してごらん ....
言葉しか信じない
言葉のほかに信じられるものなんて
キャラメルぐらいだ
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