あたしは愛でられるだけの花なんてまっぴらだけど、
あなたの花にぐらいなってあげればよかった。
好き、だとか 愛してる、とか 知らないし当てはまらない(恋じゃないから)
かんたんに潰されたく ....
勉強もおっぽり出して寝転ぶ
天井の丸い蛍光灯に それを握るように手を翳す
指のすき間からこぼれる ....
わからん!と思うことを、書きます。
○勝手にやってくる詩みたいなもの
ある日ある時、突然 ....
ひとがひとをあやめたくなるのは
きっとこんな夜
歯止めの利かないにんげんが
増殖してしまっ ....
星のピアス
虹のバンダナ
俺はいらないよ
似合わないからさ
俺は
....
墨の馨りで安堵する
筆の固さでしなやかという言葉を知る
半紙のムラに感嘆を覚える
文鎮の重鎮さ ....
遠くの月へと叫ぶ 狼のように
だけどその「遠吠え」という名の叫びは届かない
神に祈っても この叫 ....
いやぁな子。
とくちゃんは、優しいのね。
(おとこの、こだもん、、)
みぃちゃんは、笑いもしな ....
よしんば私の思想がデタラメであるにせよ、私が語ることによってのみ、私は私のようになる。私の語りがど ....
世界で2番目に人波が速い街で
レースゲームみたく追い抜かれ 追い抜かれ 追い越して
シューティン ....
インキュバスに魘されて
無性に誰かがいとおしい
手馴れて打てたあいつの電話番号も今では忘れて
....
暗闇の中目を覚ます
手探りをする
目を凝らす
耳を澄ます
ここにい ....
いなかのまんなかと
なづけてもいいまち
ここではいちいちきどった
ことばはいらない
しんこき ....
空気のいちばん
おいしい時間に
散歩する
空は、頭をおしあい
へしあいする建物のうえに
....
高校を卒業するころ、大学受験に本命がはずれ、田舎の友人たちと離れることが決まったとき。僕らは、いつも ....
このままずっと
あつくもなく冷たくもない曲がった背中に手をおいて、
唇をすこーし近づけて、
あ ....
溶けてしまっていたものを
元に戻すくらいの力があるなら
夜半を過ぎても止まない雨を
酸性に変え ....
ネッシーが、
でるぞ。
山にこもる友達が
もう疲れたからって言って
キャンプ場から2、3キロ離れた場所から
ずぶぬ ....
駅についたら
気をつけて帰れよ
やさしい声をかけてくれた
気やすめとは思うのだけど
声が ....
「拝啓
すでに季節は冬だ
月日の経つのは早いもんだ
焼鳥屋にあった
熊 ....
いつか
義理人情が尽きたら
くさもちをたべよう
ヨモギの苦さが
ギリギリのままで
....
スキップ 春の落ち葉
駆け抜けて
笑わないで
ちょっと走って
シロップ 真夏の大雪
....
いつも
歩く練習をしている
うまく
歩けるようになったら
ひとりで歩いて
歩いて駅にいって ....
泣きたくなるのは俺が弱くなった証拠か?
不意によぎる居た堪れない感情が
嵐みたいに過ぎ去るのをジ ....
酔っぱらいの話だと思ってきいてくれればいい。
一昨日
前の、その前に付き合ってた男と飲んだん ....
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