世界は0と1を食べて動く
半知半能
勉強もおっぽり出して寝転ぶ
天井の丸い蛍光灯に それを握るように手を翳す
指のすき間からこぼれる光に 少し目をつむり
ポジティブな何かを掴む感覚
熱はその手に伝わらないけれど
***
熱はその手に伝わらないけれど
モニターの映す現実 (現実感はない)
頭の中に入ってくる情報 (世界は0と1を食べて動く)
「死者は330名以上」
嘆く人 悼む人 流す人 殺す人
人々は 何が知りたいのだろう
本当は
***
本当は
名前がある
世界がある
自由がある
責任がある
意味がある
価値がある
***
価値がある
そう思った時間を
集めて 磨いて 信じる
飽きない自分の
日々
(
うた
)
時々外す音は苦くも甘く 噛みしめて
勉強もおっぽり出して寝転ぶ
自由詩
世界は0と1を食べて動く
Copyright
半知半能
2004-09-19 23:37:53