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[829]プテラノドン[2011 07/26 23:26]★1
包み込んでいた真っ白なリネンを
振りほどく風が、そのまま
森の中へと流れていく。
ロープの貼りめぐらされた洞窟。
立ち入り禁止の看板。
踏み入ることは許されない。
その暗闇の先には
片方だけのサンダルがある。
もう片方はここにある。
[778]プテラノドン[2010 09/13 03:29]★1
涙を再利用できないかと園長が尋ねる。
死んだ象を引き引きずりながら。
悲しみはともかく、
キツネの毛も生え変わった一年後、
うやうやしく毛皮を纏い街へ出る。
そして彼が酔っ払って路上に倒れている間、
道路の排水溝を走り回るドブネズミを
夜通し毛皮が追いまわし続ける。
[726]プテラノドン[2010 04/01 01:02]
それこそ場違いな、左官屋が塗りこめた壁の下に
書き記された文字を目にするなんて。
たとえそれが作られた「余白」であったとしても、
ざっくばらんに不満を抱えている方が、
不安を恐怖にかえるよりはマシ。
恐怖から解き放たれるにはどうしたらいいか?
牢獄にぶちこまれた奴らに聞くといいさ。
彼らは言葉の代わりに
煙を吹きかけてくれるだろう。
至極真っ当な、平和的解決
[563]プテラノドン[2009 09/11 22:26]
そして二人は キーホルダーのように
揺られながらバックの中でやり過ごした
風が吠え抜けるビルとの隙間を
五万ボルトのネオンも滞在する
ツアー客でごった返したフロアに
辿りつくまでの話だが ところで誰が
警察犬なんて呼んだのさ?