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[25]深水遊脚[2016 04/29 19:58]
大岡信「うたのように 3」
印象派の絵画のようなイメージが湧きました。言葉の緻密な配置がそれを可能にしたのかもしれません。下記の詩句を自然に受け入れることができました。
私はすべてに「いいえ」と言った。けれどもからだは、踊りあがって「はい」と叫んだ。
日本の詩歌27 現代詩集を最近読み返すことが多いです。
[23]深水遊脚[2015 12/30 07:27]
「ちびへび」工藤直子
最終連の一人旅、妙な同情をもたず、教育的に指導しようとせず、味わいたいと思う。その自由がなかったら、いやな詩。
[19]深水遊脚[2015 11/27 11:05]
金恵順「花咲け 豚」
口蹄疫の拡散防止のため生き埋めにされる豚に、理不尽な死の記憶が様々に織り込まれています。
[18]深水遊脚[2015 09/25 09:03]
『赤い手押し車』ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ
"The Red Wheelbarrow" William Carlos Williams
すべて小文字で書かれていて、
so much depends
upon
と大袈裟に始まるのに、雨に濡れた手押し車と隣のニワトリのことしか書かれていない。
3語の1行目と1語の2行目で構成される連が上記含めて4連。2連以降は最初の3語が後の1語の状態をこれ以上ないくらいにシンプルに描く。均整のとれたスタイルで、余分な描写はないが確かに
barrow
water
chickens
をしっかりイメージさせる。そして冒頭に、くどくどと理由を示さず、大事なんだと宣言する。でも大文字を使わないからイメージの繊細さを壊さない。
噛めば噛むほどに、
[15]深水遊脚[2015 08/03 15:46]
原爆の投下された日を正確に言える人が3割しかいなかったというニュースがありました。意外でしたが、これをもって直ちに核兵器や戦争について考える人が少ないとはいえない気もします。告知にも書きましたが原爆、戦争について書かれた詩についての感想、批評、紹介を募集しています。
2レスに渡り、スレオペのテコ入れでした。長らく放置してすみません。
[14]深水遊脚[2015 08/03 15:38]
すでに書かれた作者の別の作品についての投稿も大丈夫ですし、百を越えても続きますし、古典的な名作に限っているつもりは毛頭ありません。あくまで投稿された方の心のなかのベスト100です。お気軽に投稿を!
[13]深水遊脚[2015 03/28 10:39]
岩田宏『住所とギョウザ』
迷子のおれ ちっちゃなつぶ
という言葉にいろいろと含ませて読んでいます。
一人だけど、孤独というほどには強くない。友達から友達へ、流れてたどり着いて離れて裏切って後悔して、自分の後悔でキャパがいっぱいになって、にんにくなら何でもいいとばかりに、的外れなギョウザを頬張って。
どうしようもない、でも悲壮感がない。好きな詩です。
[12]フユナ[2014 12/19 21:33]★1
下記、ちょっと間違えて覚えてましたがまあいいや(笑)
[11]フユナ[2014 12/19 21:30]★1
有名所ですが!
茨木のり子は「自分の感受性ぐらい」が最有力かとは思うんですが、
百人一詩を作るとしたら「準備する」を推します。
「 私たちのみんなが去ってしまった後に
醒めて美しい人間と人間との共感が
匂いたかく花ひらいたとしても
私たちの皮膚はもうそれを
感じることはできないのだとしても
あるいはついにそんなものは
誕生することがないのだとしても
私たちは準備する
本当の生と死と
共感のために 」
あ、でも私が一番好きなのは「もっと強く」です。
[9]深水遊脚[2014 11/30 12:28]
生まれて間もないですが、この詩をいれてもいいと思います。
「明日 戦争がはじまる」 宮尾節子さん
(まとめがありましたのでリンクしておきます)
http://togetter.com/li/622831
[8]朝焼彩茜色[2013 04/04 20:42]★1
ペイ・タオの「眠れ谷間よ!」中国だけどいいかな〜。
ヘッセの「白い雲」
おお!見よ!あの白い雲は・・・
ドイツ語の原文の写し持ってます。
[7]佐々宝砂[2013 04/04 20:11]★1
黒田三郎だったら「夕方の三十分」。譲らないぞー。