芽〜大木
1486 106
小さな種が風に乗り
何もない原っぱへ流れ着いた
恵みの雨から栄養を貰い
小さな小さな芽を出した
その芽は太陽の光を浴びて
人間くらいの高さになった
巡る季節を幾度も乗り越えて
大きな大きな木へ育った
枯れたその木は種を撒き散らし
再び新しい命が芽生える
自由詩
芽〜大木
Copyright
1486 106
2006-12-13 00:25:35