クローバー

多くの失敗を
僕の腕は決定し
自らを
孤独の傍に置いていたが
正しく孤独を好むことなど
未だ
叶うことができない

風の音を聞き、枝の擦るる音を聞き
それらに抱かれながら、擦られ、体を暖めて

囚われた心を
飼い続け
寒空の下に
逃がそうなどと
願うことができはしなかった。


未詩・独白Copyright クローバー 2004-02-28 02:24:40
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