荷馬車
クローバー

旅人達は、目的に達するよりも
歩くことにたいまつを、傾けていた

僕は
振り返ることのできない
馬車馬で
ただ荷が揺れぬよう
心を砕き
足元を見、地を蹴りつける。



未詩・独白 荷馬車 Copyright クローバー 2004-02-28 02:32:33
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