1/f のゆらぎ (2)
千月 話子
田中君は今日も元気
弧を描くよな風が 短い場所でおおらかに吹いていた
湿度の低い 午後3時
フレアスカート プリーツスカート ふくらんだりして
白桃や北欧の青い空 若葉やレモンキャンディー色に
花など添えて
パステルの 膝下5cmで揺れていた ゆれていた
ぼくらの エロティシズムは さわやかを含んで
いつだって ドキドキしていたんだ
できるだろ?
瞳潤む 朝いちの 夢のいたずら
そこから も一度。
自由詩
1/f のゆらぎ (2)
Copyright
千月 話子
2005-05-22 17:14:23