1/f のゆらぎ (1)
千月 話子

   
    星砂ヶ浜



夜 月光のまぶしさに
まばたき出来ない お魚が
目に焼き付ける 星のまたたき


しばしば するので 砂で洗った
こそこそ するので 飛び跳ね回った


星砂は 浜
静寂の朝に流れ着く


まだ眠いから 誰も来ないで
漂いたいから ほっといて


柔らか過ぎた ペパーミントゼリー
揺れる 夢 ゆれて


寄せる波 ざ ざ ざ
戻る水  トゥ る る


どこにあるのか 星砂ヶ浜





自由詩 1/f のゆらぎ (1) Copyright 千月 話子 2005-05-22 17:00:15
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