春の風
秋葉竹


  

月、笑う
どんな豪華な宝石も
霞むくらいに明るいのです

夢をみた
とてもやさしい人ばかり
出てくる、起きたら泣いていたんだ


夢をみた
まるであなたにそっくりな
人に好かれるいい夢だった

恋の夜
桜舞い散る川べりで
人に云えない『秘密』をしちゃった

太陽の
匂いがしている洗濯物
ちょっとだけだが幸せになる

カッコいい
カッコわるいはあのときに
すべて棄てたわ、ただ生きるだけ


すき透る
みたいなやさしい詩を読んで
あたたかくなる、まるで恋だね


燃えさかる
胸のいちばん奥にある
けっして消えない愛に殉じる










自由詩 春の風 Copyright 秋葉竹 2023-04-05 08:07:45
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