ただ空に罪はないのだから
秋葉竹




変化する雲を眺めて
なんて潔くないんだろうと

軽めの涙さえ浮かべたりしていた

青空を泳ぐ
透きとおりそうな白さが
羨ましくてたまらない
真っ白なわたがし

後悔しないに決まっているのに
進化ばかりして
それってホント
お日さまにたいする
叛逆にさえ
みえるほどだよ

涙浮かべて、ひとりっきり

雲を見上げる、バカな夢見びとみたいに
まるで世の中の嫌われものみたいに
雲の進化を認められないのは

きっと、
じぶんの変化が

じぶんでむしずがはしるから?

僕はできるものなら
お日さまみたいに
変わらないものに
なりたかったなぁ

いまとなっては、無理なんだと知ってる

けど、僕は。

なりたかったなぁ………











自由詩 ただ空に罪はないのだから Copyright 秋葉竹 2021-10-27 21:02:14
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