中国などが国家戦略として
莫大な金額を投下して
量子コンピュータを開発している

その狙いは暗号解読だ

暗号解読により
すべての国の重要な
国家情報を盗み見ることができる

その恩恵は
はかりしれないものだ

そこで量子コンピュータの現状を
調べてみたら-----

大うそとは言えないまでも
まだまだの絵空事だった

量子コンピュータには
いろいろなタイプがあるが

暗号解読に使用されるものは
ユニバーサルな量子コンピュータで
最適化問題に特化したイジングマシン
とは異なる

さて　どこが大うそなのかと言うと
現在のRSA暗号の鍵長は　2048 ビット

因数分解が現在のコンピュータでは
現実的に有効な時間で解を求められな
いということを利用している

そこで量子コンピュータで因数分解が
高速に解けるという事に注目し

ショアのアルゴリズムという量子アルゴリズムにより
解読システムを開発している

しかしこのアルゴリズムでは　
2x2048以上の量子ビットが必要となる

50量子ビットが
つい最近可能になったというレベルで
エラー訂正のための量子ビットを考えると
暗号解読には5000量子ビットくらいが必要になる

なんと100倍もの開きがある
まだまだ夢のまた夢---と安心してはいけない

超天才が現れて
新しいアルゴリズムを創り
50量子ビットで動作する暗号解読システムが
生まれる可能性も捨てきれないのだ

また方式が異なるため
数千量子ビットを扱える実機が存在する
イジングマシンで
5000量子ビットの暗号解読に特化したものにより
RSA暗号が解読されるアルゴリズムが
動くかも知れない