デザートロード
番田 

雨上がりの街は
誰もいない
私は歩いた
そこにある道を歩いて行った

休日は 友達と 酒を飲んでいたが
人ごみは嫌いになり
公園に咲く花を眺めたりしていた
私も歳をとったのかもしれないな

今日も花を眺めている
昔だったら
友達とカラオケに出かけていた
いつのころから こうなったのか

言葉もなく 今日も歩いた
凍りつくような孤独な思いの中を
淡々と過ぎていく 私の世界
木々が悲しい音を立てている


自由詩 デザートロード Copyright 番田  2016-04-17 20:39:26
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