ほし
木屋 亞万

この野原から見ていると
あの星達は近過ぎて
隙間を通ることもできない
そんな気分にさせられる

この大空を抜け出して
あの星空に近づくと
どの星達の間にも
果てしない距離があると知る

この宇宙を漂うと
遠くの星はきらきらと
身を寄せ合って輝くが
どの星々もはなればなれ

どのような身体であっても
あのような都会の街の中ならば
近づきひしめき合うけれど
知れば知るほど人は孤独だ


自由詩 ほし Copyright 木屋 亞万 2014-10-26 02:10:24
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