春の歌
草野春心



  かなしい歌をつれて、
  春風がきみの頬をさわるとき
  ひとびとのささやきは町を彩り
  光が、もの静かな雨のように靴に落ちる
  白い花の影がひとつ、心のなかに揺れている
  きみのかなしみをぼくは知れない




自由詩 春の歌 Copyright 草野春心 2014-02-27 00:59:52
notebook Home 戻る  過去 未来