財布をずっと放さずに
番田 


女子バレーを見ていると
人の冷たい空間は
そこに空間としてある 僕は
さっきまでは警備員だった


きっと彼らは主役だった
楽しいと思った きっと
自分の死んでいる日々が
心の中の楽しい自分を見ていた


入場料を取られたから
電車代となるものがない
だけど休日も もう 電車代と
あと1セットで終わる


だけど金が無い自分に
どこへいかされるのか 金があっても
仕事中は眠らずにビルの窓を
仕事中だけど見つめている



自由詩 財布をずっと放さずに Copyright 番田  2014-01-15 00:35:02
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