日常生活の闇と詩
番田 


生きているから近づこうとする
でもベッドで眠るときに遠のくのだ 体が
この手によって傘を買う それは
流れる時の中で 遮る 雨を
屋根には濡らすための何も降らないから


カラオケの練習をさせられた 濡れた太陽
雲には 瞼だけが思っていた それを
死はなぜ誰にとっても目に舞う雪なのだろう
雪は顔のその中心として
だが きっと空中を舞う雪の感情だ


空があるのは爪の縁なのかな
眠りに落ちていくときの夢の青さはその垢だ
青の手は人のいない 明るさ だけど
理解する それは 手にかぶされた皮だ
骨にかぶせる血の流れでもなく



自由詩 日常生活の闇と詩 Copyright 番田  2014-01-02 00:52:30
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