脳についての考察
番田 


僕は道を歩く
君がいないから 立ち止まる
歩き出すとき 腕を振る 僕は
抱き合う時を僕の夢に見て


そこにあるのは目だ 目覚める
そして眠る 体はないのだと
そして 目の風景とは
そこにある目が捉える光だ


顔は眠っている
心は 眠っていない でも
その中にある血は目覚めさせられる
血の風景を見ているこの目で


森は表現など何もない
感じさせられない それ自体である海を
海のない心 それは
きっと この青色である意識そのものだ



自由詩 脳についての考察 Copyright 番田  2013-12-30 23:03:36
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