あの頃君は独身だった
番田 


今の職場で
遠い日のことを思う
若かったころ 
夢で溢れていたっけ
あのころは そして
仕事に励んでいた


社用車で隣町まで行った 
友達を乗せて そして
クビになる日まで
走り続けていた
多分言い訳ではない
社会人には でも
向いていなかった 


そして休みの日には
この体を舐めまわしてもらった
女の子とプレイした
指名はしなかったが 僕は
歌舞伎町で
一番安い店で
指名ということにして


そしてボーナスは
すぐになくなった
貯金ができる給料でもなく
あれは何だったのだろう だけど
後悔している
今思い返してみても
無駄な時間だったと


自由詩 あの頃君は独身だった Copyright 番田  2013-12-20 01:07:36
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