すべての、そもそもの始りは夢だった

今でも夢は続いていて

夢だった（原始、夢はなんと呼ばれていただろう、最初の人々に、最初の言葉で）

もう、失われてしまった神話の
もう、忘れられた物語の

夢を

（そうとは知らずに
語り継いでいく、我々は、夢を見るから、何万年が経ったのか、）

でも僕は、君の夢を見ない
愛しい人、君の夢を僕は見ない

一番新しい物語の、時代。

すべての、そもそもの始りは夢だった

今でも夢は続いていて

それから、夢は形を変え続ける
原始の夢を水脈として（密かな）
語られるものから
象られるものへと
歌われるものへと
それら一つ一つを個と呼び、それぞれの眠りの中で、
また夢に還り、目が覚めたときには、つかの間、それらが夢であったことを思い出す

あの、水脈、