ぷらちな
木屋 亞万

カーテンの隙間から伸びる
白い光の筋をたどって
窓の外へ出てみたら
青々とした緑の芝生が
朝露に濡れて笑っている

裸足のままでその上を
歩けばきゅっきゅっと足の裏
草の葉と根が撫でていく
土もしっとり湿っていて
朝の活気に満ちている

私が外に出るのを
待っていたかのように
ひとつ大きな風が吹く
しゃらしゃら笑う声がして
見上げれば揺れる木の梢
枝葉が揺れて楽しげな
朝の会話がここまで届く

おはよう
今日も朝が来た
あたらしい光
ここちよい風
みずみずしい草木

小さな銀を散りばめたような
景色が朝を彩っている


自由詩 ぷらちな Copyright 木屋 亞万 2011-04-12 00:45:44
notebook Home 戻る  過去 未来