手生
木屋 亞万

詩人は手で話す
読者は詩に目を傾ける

手で話し、目で聞く人と
生活の中で出会う

詩人の口も手も
まったく役に立たない

話す手は空中を泳ぎ、踊る
表現の塊だった

手話は発信源と受信源が
詩と同じなんだ


自由詩 手生 Copyright 木屋 亞万 2008-09-03 00:36:16
notebook Home 戻る  過去 未来