深くまでつづいている
いつか見失った道の先にある、森で
夏の日
ぼくたちは、生まれた


頭上には空があった
ぼくたちと空の間を通り過ぎてく風があった
ふりそそぐものは、光
光とも見 ....
きれいな音楽だとか
物語が
ささえになること

ぜんぶひとから生まれたなんて うそみたい
ひとは まだ じょうずに好きになることができない



うけとめる心の
線の細さは
 ....
原宿のイタメシヤ
胸の谷間
分け合うピッツァ&パスタ
どっちがどっちのだかわからなくなったフォーク

彼氏の話
「私浮気してるんだ」
想像
彼女のセックス
彼女の本性
あたしの浮 ....
君がぽかんと口を開けているのは
口の中で風が吹いているからだ
その正体が何であるのか
問う方法も知らないまま
ある日突然に
君は君であることに気づくだろう
そしてそれは
君が君で無いこと ....
オレはネクラだ。
まず無口だ。自分から人に話し掛けないし、話し掛けられても「へえ」「はあ」「ほう」「あっそ」「で?」で返すのが方程式だ。そして基本的に単独行動だ。休みの日は一人で、ネットやってるかゲ ....
八月
がくる。別れの季節
を知らないままに。
二度と醒めない夢
を夢見ながら、二度と終わらないおはなし
のまんなかにいる。
失われたひと
によってうたわれた歌
を、誰
にも知られない ....
「不思議だね、みんな死んだらいいのにね」ってビルの65階の夜景




もう少し待って 60年くらい経てばさみしさが死因で死ねる






{引用=6月、梅雨 ....
     と
      に
       か
        く
         地
        球
       は
        グ
         ル
       ....
君はまだ若いから
いつも遊びのつもり
それも面白くて
それも楽しくて
否定する気はないけれど
どこかで今日も
どこかで今も
涙の数だけ起きている
鼓動の止まる瞬間に

泣いたっては ....
堕ちる 堕ちる 堕ちる どこまでなんて知らない
視界は真っ暗ってわけじゃなくて
パチンコ屋のネオンやらスナックの看板やら
妙に見慣れた景色や知人の顔が通り過ぎる
おおい ウォッカ・ライ ....
日に満ちた電車はそっと風になり火照ったほほをすりよせてゆく




夏に包まれた海の底の席で車掌が居眠りしつづけている




唇のはしからはじまる熱気にもあたたかないばら胸に ....
きのうの僕はつらかった

きのうの僕はかなしかった


だけど めざめたばかりの僕は

一枚の白い画用紙


つらい色をぬらないでおくれ

かなしい色をぬらないでおくれ

 ....
わたしが放課後こっそりえさをやっていた
あの河川敷の林の猫を
あなたがちいさな段ボールに詰めたとき
ほんとうはおどろいたし
とてもかなしかったのだけれど
それがあなたの愛し方だと知っていたの ....
とめどなくなかから、そう、こんなふうに

星が消えて、灯りがうずくころ

風がなって、たましいのうまれるころ

そこにはやっぱり流れていて、
何処にいたって流れていて、
はねてうず ....
上手く眠れないままの空が白み始める。轟音
で走り去る獣たちもわずかで、その咆哮にも
ためらいが見える。廃墟の影に潜む小人たち
は闇が消えていくに連れ恐る恐る顔を覗かせ
覗いた顔を逆に覗かれ ....
草原に寝転んだ

川沿いの草原

君にすすめられた日光浴


空と僕

なんだか僕はちっぽけだ

天道虫と僕

なんだか僕は大きくなった


僕のとなりに寝転んで 日向 ....
   空が冷たくなってゆく
   家の前に置かれた鉄屑
   うすいうすい紅の壁



   空気のなかの淡い粒が
   今日はいつもよりかがやきを増し
   狭まって ....
くるくるふわり
光が舞い踊る胸元
こげ茶色の滑り台は
ほのかに甘い花の香り
顔を上げる度軽く跳ねる
螺旋の中心に隠す恥じらい
夜が近づくにつれやがて緩み
あなたの手で掻き分けられ遂に
 ....
わたしは半分
半分しかない
上手く言えない
だって半分だから
半分しかないから
上手く歩けない
上手く息ができない
上手く泳げない
いつも悲しい
かなしみが

すこしずつ こりかたまって

そうやって できた石は

どんな色してるでしょうか

にごった 灰色だったりすると

いやだな

すきとおった 青い色なら

い ....
つづかないこえ
いろのちがうくろ
よみおえたじてん
ゆびにおもいかんかく

いしきにのこるせっしょく
ささやきのないといき
つたわるはずのないつぶやき
ながれおちるあか

いしきに ....
金魚鉢かすめる涼風の行方知ってか知らずか手招きの夏



逝く春の背中押しつつ背中からはじまるアブラゼミの{ルビ時間=いのち}よ



きみがたわむれてた波ならひとすくい両手ですくって ....
そうだね、鎖骨は折りたくない
みんなそうでしょ、って

さびれた駅の階段を
がらんどうな夜を、駆け上りながら
窓に映る、その当たり障りのない服装や顔で
私には普通の人間を装っていることが精 ....
どもってしまった空は
灼熱の夏を何処かに置き忘れたようで
パラパラ ピチョンと

リズミカルにとたんを打つ音 ことり

かえるの歌も倦怠感と一緒に にやり

大地に降り積もり

ぶ ....
どうしましょう
幸せなのです
幸せでたまらんのです
涙も出ます

それは煙草の煙のせいかな

とにかくとてつもなく幸せなのです
不思議な気分です
ほしいものがありません
必要なも ....
小さな庭にスコップをさしこむ
土は深い森のにおいがした
森と眠りは深いほうが良い
深い穴に
深い眠り
食べものと 土と 土と
見上げたら曇り空
ぽつりと 雨が 土をぬらした

停車し ....
A型のあなた翼を折りたたみ夢の背中へ落下してゆく


B型のあなた昆虫採集を投げ出し籠の中で寝ている


C型のあなた視界に映る朝こことは違ふ世界の夜明け


O型のあなた肯定し続け ....
逆上がり空腹感もこのように

「席はない」と言うからじぶんで準備をし

墓石を乗せ来た船は皆沈み

霧雨に靴が揃えて置いてあり

理解しがたい鐘を打ち鳴らす夜

やらねばならぬとは ....
十二番目で
いつも言葉を間違えてしまう君は
その次の交差点では
左折ばかりを繰り返している
東京
狭い夕暮れで
夢から覚めたばかりの抜け落ちた体を
ついでのような角度でドアの隙間に潜り込 ....
想い出は
いいものばかりで

ときどき
あなたの名を呼んでしまうけれど

聞こえたら
ごめん

答えないで

想い出が
更新してしまうから
mikyさんのおすすめリスト(72)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ビオトープ- 望月 ゆ ...自由詩37*05-7-24
そして_また_あしたもいきていようとおもった- コトリ自由詩17*05-7-24
今日のキーワード- まぽ自由詩3*05-7-24
子供- たもつ自由詩38*05-7-23
一、自己紹介- 加藤泰清散文(批評 ...7*05-7-23
どうしてここには生きてるものしかいないのってこと- ピッピ自由詩1805-7-22
なつ、青、ひかり- ピッピ短歌1705-7-22
『天球の回転について』ニコラウス・コペルニクス- 大覚アキ ...自由詩805-7-21
あの日- 恋月 ぴ ...自由詩7*05-7-21
堕ちてゆく客体としての私- 佐々宝砂自由詩1005-7-21
あたたかないばら- はな 短歌15*05-7-21
一枚の画用紙- 恋月 ぴ ...自由詩10*05-7-20
はこねこ- コトリ自由詩14*05-7-20
燐光- 自由詩405-7-20
天敵のいない八月- いとう未詩・独白14*05-7-20
ホントの大きさ- 自由詩505-7-18
ノート(38Y.6・11)- 木立 悟未詩・独白105-7-18
螺旋- 椎名乃逢自由詩4*05-7-17
わたしは半分- チアーヌ自由詩1305-7-17
どんな_いろ- こむ自由詩8*05-7-17
なぞる- かぜきり自由詩3*05-7-16
泡立つ未来- 望月 ゆ ...短歌23*05-7-16
カフェテリアの隅で- かのこ自由詩505-7-16
*あまつぶ*- かおる自由詩8*05-7-15
とーとつに幸せになってしまった- 佐々宝砂自由詩10*05-7-15
あなたがくれたもの- 服部聖一自由詩405-7-15
転調- 本木はじ ...短歌905-7-14
ぼったくり- 黒川排除 ...川柳505-7-12
トーキョータワー- 霜天自由詩4305-7-12
想い出- 蒼木りん未詩・独白8*05-7-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3